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脳卒中後の「活動」と「休息」
脳卒中後の回復は、明日または翌週と突然起こるものでは残念ながらありません。「活動」と「休息」をバランスよく取りながら生活していく事で、昨日よりも今日、今日よりも明日とゆっくりと回復していくものです。
また、脳卒中後の生活における心構えと努力は回復に影響を与えます。 諦めることは選択肢にはありません。活動し、疲れたら休むのです。それが最良の選択肢となります。
脳卒中後の頭と体はすぐにエネルギー不足となり、疲れやすくなっています。
頭と体が「休みたい」と訴えかけてくると思います。そんな声に耳を傾けてあげましょう。 脳は充電式の電池のようなものです。活動すると電池がなくなり充電を必要とします。エネルギーをなくすと麻痺した手足がより動きづらくなったり、姿勢や動きが悪くなるかもしれません。そのため、「休息」はとても大切なことです。休息して、また活動すれば良いのです。「活動」と「休息」のバランスが大切です。
御家族の方も、御本人はさぼっているわけでなく、疲れて少し休憩が必要ということを理解してあげて下さい。
睡眠時間が多くなりすぎるとうつ病を引き起こす要因となります。 休憩も適度が大事です。朝に起きて、午後に少なくとも一度昼寝の時間を設けるように生活してみましょう。
・どれくらい休息を取れば、また活動するのに十分か時間を測ってみても良いかもしれません。
・出来る限り、長い時間起きていることに耐えられるように挑戦していきましょう。
脳卒中後の「病的な疲労」
脳卒中後の「病的な疲労」は、 最も一般的な症状の一つであり、早期疲労感、倦怠感、エネルギー不足、身体的または精神的な活動への嫌悪感などの症状が見られます。
様々な研究から脳卒中後の疲労の発症頻度は、29%〜77%の範囲とのことです。2カ月で35%、脳卒中後1.5年で33%との報告もありますので長く患う方も多いようです。
休憩しても改善されないようでしたら、他の要因があるかもしれません。
医師やそのサポートチームと一緒に改善を試みる必要があるかもしれないため、思い当たる方は、一度医師に相談してみましょう。
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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