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2021.10.12

家族でできる関節可動域検査 ROM/練習~膝関節「屈曲・伸展」編~

 

 

 

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目次

 

1.膝関節の役割を理解する

2.家族でできる可動域練習

3.膝関節屈曲可動域テスト

4.膝関節伸展可動域テスト

 

 

膝関節の役割を理解する

膝関節の構造

膝関節は螺旋関節分類されていて大腿骨、膝蓋骨そして脛骨の3つの骨で構成されています。他の教科書では蝶番関節や顆状関節と書かれているものもありますが、今回は国家試験的に正しい螺旋関節として説明していきたいと思います。

 

螺旋関節と蝶番関節は似たような形をしていますが、蝶番関節と螺旋関節の大きな違いは言うのは軸の取りにあります。

蝶番関節の軸はまっすぐなのに対して、螺旋関節は斜めになっています。純粋な膝関節の屈伸運動だけではなく少し軸が偏った回旋運動が入るのが螺旋関節となります。ですので、膝関節の運動は屈曲、伸展だけではなく軽度の外旋運動を伴うとされています。

この膝の回旋運動をスクリュー・ホーム・ムーブメントと言います。

 

スクリュー・ホーム・ムーブメントとは

スクリュー・ホーム・ムーブメントとは何かと言うと、足を浮かせ膝が曲がった状態から伸ばしていくときに最終伸展域の少し手前(10°位手前)のところで下腿が外旋方向に動くことを言います。蝶番関節と違って螺旋関節ですので最終伸展領域に入って外旋が起こります。

 

このスクリュー・ホーム・ムーブメントはOKC(オープン・キネティック・チェーン)の状態の時だけ起こります。OKCとは足が地面から離れて固定されておらず、自由に動くことができる運動のことです。

 

私たちが地面に膝を伸ばし立っている状態のCKC(クローズ・キネティック・チェーン)では、足が地面に着いて止まっているわけなので膝が伸びていったとしても下腿は外旋することができません。下腿が外旋しないため、下腿の上にある大腿骨が内旋をしていくことで相対的に下腿が外旋していくような膝の中の仕組みを作っています。

 

このような膝の構造がありますので、ただ膝を屈曲したり、伸展したりするだけではなく、回旋運動も一緒に加えて屈曲・伸展の可動域練習をすることによって膝関節の純粋な動きを引き出すことができ、より専門的に膝の動きを誘導することができます。

 

家族でできる可動域練習

膝関節屈曲

膝関節の屈曲と可動域制限は、太ももの前面についている大腿四頭筋と言う筋肉が原因になることが多いです。

①仰向けで股関節を90°曲げた状態にし、大腿部を固定します。

②かかとがお尻に着くように膝を曲げていき、キープします。

 

膝関節屈曲へのスクリュー・ホーム・ムーブメントの応用

①膝を少し伸ばした状態で伸ばしたい足の、足の裏を施術者の胸に付けます。

②膝関節を曲げていくと同時に下腿を内旋の方向(下腿を内側に捻る動き)に手で押し込んでいきます。これを何度か繰り返していきます。

※スクリュー・ホーム・ムーブメントはOKCで起こるため、足首は固定しないように気をつけましょう。

 

もし対象者の方が膝の曲げ伸ばしに協力できるのであれば一緒に曲げ伸ばしを行い、筋肉を使いながら可動域を広げていくのも練習も良いかと思います。

 

膝関節伸展

膝関節伸展の可動域制限は、ハムストリングスと言うお尻から太もも、膝の後ろに付いている筋肉が原因となることが多いです。

①股関節を屈曲し、片手で大腿を固定しておきます。(余裕がある場合は大腿部の前面の筋肉を引き出しておいてあげます。)

②反対の手で膝を伸展の方向に伸ばしてキープします。

 

膝関節伸展へのスクリュー・ホーム・ムーブメントの応用

①仰向けの状態で伸ばしたい足の、足の裏を施術者の胸に付けます。

②膝関節を曲げた状態から、伸ばしていくと同時に下腿の外旋(下腿を外に捻る動き)の動きを手で誘導していきます。これを何度か繰り返していきます。

※スクリュー・ホーム・ムーブメントはOKCで起こるため、足首は固定しないように気をつけましょう。

 

もし対象者の方が膝の曲げ伸ばしに協力できるのであれば一緒に曲げ伸ばしを行い、筋肉を使いながら可動域を広げていく練習も良いかと思います。

 

 

膝関節屈曲可動域テスト

【開始肢位】背臥位で股関節屈曲位

【参考可動域】130°

【基本軸】大腿骨

【移動軸】腓骨(腓骨頭から外果を結ぶ線)

 

①ゴニオメーターを基本軸の大腿骨に合わせます。

②膝関節を曲げ、これ以上曲がらないところでストップします。

③移動軸をゴニオメーターに合わせます。

この時の角度が130°以下だった場合、膝関節屈曲の可動域制限があると言う判断になります。

 

膝関節伸展可動域テスト

【開始肢位】背臥位

【参考可動域】0°

【基本軸】大腿骨

【移動軸】腓骨(腓骨頭から外果を結ぶ線)

 

①ゴニオメーターを基本軸の大腿骨に合わせます。

②移動軸の腓骨頭と外果を結ぶ線にゴニオメーターを合わせます。このときの角度が0°以下だった場合、膝関節心手の可動域制限があると言うことになります。

③逆に膝関節が5°以上伸展する場合には過伸展している状態になるため、膝の緩さを測るための指標になります。

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