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2017.07.26 脳卒中

厳選10種!脳卒中発症からの初期対応と緊急検査について理解する。

 

 

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脳卒中発症から初期対応の理解

 

FASTテストを用いて脳卒中が疑われたら救急車を呼びます。はじめに救急隊員によって専門的評価がなされます。そして、さらなる検査のために病院へ入院の手配がされます。

 

脳卒中と疑われる方を発見した場合、まず安全を確保し(交通量の多い危険な場所や日差しの強いような場所であれば安全かつ快適な場所に移動)、基本的には出来る限り動かさずに早急に救急車を呼びます。

 

頭を持ち上げると脳への血流が悪くなり、意識状態や麻痺等症状が悪化する場合があり、頭は水平に保ってあげましょう。

 

嘔吐がある場合は、嘔吐物が気道を塞がないように横向きにしてあげましょう(出来れば麻痺側を上にしてあげましょう)。

 

他には、可能であれば症状をメモして救急隊や病院で伝わりやすいようにしましょう。発見者が御家族の場合は、かかりつけの医師にも報告しましょう。

 

診察・検査について

 

本人が対話可能な場合は、医師の問診に沿って本人から症状や今までの経緯などを伝えます。それと併せて、客観的な側面として家族はじめ周囲の方から気付いたことを聴取します。本人は意識障害や言語障害、認知面の問題などが現れる可能性があります。また、本人が気づいていない部分を聴取するためにも周囲の方からの情報はとても大切となります。

 

本人からお話を伺う際には、言語能力、記憶力および医療への協力はじめ様々な症状も同時に評価されます。

 

血圧・心臓や頸動脈の音など血管動態の評価や、手足の力や巧緻性・腱反射・目の検査など神経学的な面にも注意が払われた身体検査が行われます。 これらの検査は、どのタイプの脳卒中であるか、脳のどの部分が影響を受けているかなど医師に良い推察を与えます。

 

症状や徴候の経過を追っていくために、必要な検査がその後も繰り返されます。

 

 

様々な検査を下記でお伝えしていきます。

 

CTスキャン

 

この検査は脳出血やくも膜下出血など出血を伴う場合に最も効果的です。脳卒中の原因が出血であったかどうかを見るため、CT(computed tomography;コンピューター断層撮影法)をできるだけ早く行います。脳に出血が見られない場合、虚血性である可能性が高くなります。丸い筒の中に頭を入れ、頭の周りを一周するようにエックス線が照射されます。通過したエックス線量の差をデータとして集め、コンピューターで処理することによって頭の内部を画像化し評価します。

 

MRIスキャン

 

最も精巧な検査の1つです。MRIはMagnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像診断装置の略です。有用であれば、CTの代わりに即座に使用することができます。CTスキャンとは異なり、X線を使用しないため、放射線は含まれません。強力な磁石でできた筒の中に寝たまま入り、磁力と電磁波の力によって頭から足の先まであらゆる部分の断面像を撮ることができる画像診断装置による検査です。

 

血液検査

 

 

血液の状態を確認します。

 

さまざまな種類の血液細胞の数を確認するために全血球計算(FBC)が行われます。

 

側頭動脈炎、全身性エリテマトーデス、または他のコラーゲン障害のような脳卒中の原因となるものの存在を推察するために赤血球の沈降する速度を見る赤血球沈降速度(ESR)が評価されます。

 

糖尿病が存在するかどうかを判定するために、血糖値をチェックします。 糖尿病が事前に明らかになっている場合は、それがコントロールされているかどうかを示します。

 

コレステロールは危険因子であるため、状態をチェックします。

 

出血時間(BT)は止血機能を調べる検査です。出血傾向があるかどうかを確認するために検査します。

 

胸部X線

 

心臓の大きさに関する情報を得る為、多くの患者が胸部X線検査を受けます。心肥大が進むと心臓の拡張機能が弱まり、その結果として、血液を全身に送りだすポンプの働きが低下(心拍出量の低下)してしまいます。心肥大の原因としては高血圧がもっとも一般的です。

 

心電図(ECG)

 

心電図(ECG)は、心臓の電気的活動を調べるためのテストです。心房細動などの異常な心調律があるかどうかを確認します。もし確認された場合、それは血栓または脳梗塞の潜在的な原因です。患者が脳梗塞を発症した根本的な理由であった可能性があります。また、関連性のある心疾患の徴候を示すこともあります。

 

心エコー(心臓超音波検査)

 

これは高周波数の超音波を利用して心臓を画像に映し出して診断する非侵襲的な検査です。血栓や塞栓の発生に関与する可能性のある弁異常があるかどうかを示すことができます。心房細動がある場合において、有用な検査です。

 

頸動脈エコー検査

 

頸動脈エコー検査は超音波を使い、視覚的に動脈硬化の診断ができる検査です。頸動脈の狭窄やプラークの観察などが行えます。

 

血管造影(アンギオ)

 

これは、影響を受けた血管の状態を診る為に造影剤を血管に注入し蛍光透視法のようなX線を用いた画像処理を行います。

 

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