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失語症に大切な4つのこと
今回は、失語症の方がコミュニケーションを取る、回復していく上で大切な4つのことをお伝えします。
家族との関係を大切にする
何年も共に過ごしている家族は、無意識に本人が何を伝えたいのかが分かるようになります。言葉を発しなくても何かを通して話したいことが分かり、まるで通訳のようになります。自分をよく理解している人を大切にし、そばにいてもらうことで、例え誰かが理解をしてくれなくても、代わりに気持ちを伝えてくれる役割を担ってくれます。
会話を始める前にトピックを設定する
話の内容を推測し、推測されるのはお互いがイライラしてくる可能性があります。周囲の人が理解するのに苦労している場合は、話を始める前にトピックを立ててみましょう。これにより、どんな内容かを予測しやすくなります。周囲の方は、場合によっては「はい」「いいえ」で答えられるような簡単な聞き方をしてあげましょう。急な話題の転換、長い話や抽象的な内容は控えましょう。
趣味を大切にして下さい
失語症を患う方は、自身を表現できず、はけ口がなく、うつになりやすいです。そして社会から離れようとしてしまいます。自身が好きだった趣味や活動が行いづらくなったとしても、情熱がある限り、代替手段や違うアプローチがあるはずです。情熱を社会的環境に組み込む方法はたくさんあります。
少しの前進に気付き、それを喜びましょう
言語療法では、常に出来ない練習に直面することになります。そればかりを見ると、モチベーションや幸福感を無くしてしまうので、必ず以前と比べてどの程度回復しているのかを振り返ってください。その進歩を糧に、集中して練習に取り組みましょう。集中力が練習には大切です。(話をする際に環境的にも集中した方が良い場合があります。)
療法士からのコメント
突然、御家族が失語症になると、どう対応したら良いのか分からず混乱してしまうかもしれません。一言で失語症と言っても、症状も異なります。言語聴覚士・医師と相談をし、個人個人に合った関わり方を是非教わってみて下さい。
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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