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はじめに
・脳卒中は発症された御本人に目が向きやすいですが、御家族への影響もとても大きいです。ある日突然に、今までの生活を維持しながら、脳卒中を発症されたパートナーの回復を責任を持ち助けていかねばなりません。パートナーを支えるために、家事、育児、家計管理、仕事、そして介護など多くのことを一人で頑張られている方も多いのが現状です。しかし、一人で抱えすぎる事は、体調を崩すことに繋がり、結果支えられなくなってしまいます。
今回は、援助方法・関わり方についてアドバイスをさせて頂きます。
協力をしてもらいましょう
・親族や友人はじめ頼れる人を探しましょう。しかし自身ではなかなか頼みづらいのも現実です。介護保険を利用し、ケアマネージャーに協力してもらいましょう。周囲の方に声をかけてもらう、ヘルパーやデイサービスをはじめ必要な介護保険サービスを利用する等介護負担が軽減し無理のない生活の基盤作りを行いましょう。
・しかし、ケアマネとも相性があります。相談しにくい事は逆にストレスになります。その場合は、①同事業所に連絡し、担当変更して頂く②地域包括支援センターや、市区町村の介護保険課に連絡をして事業所を変更して頂く③ヘルパー・看護師・リハビリスタッフほか関わっているスタッフに良いケアマネがいないか相談し、紹介してもらうなどの手段があります。
積極的に相談を持ち掛けましょう
・悩んでいる事は、遠慮せずに尋ね、相談するようにしましょう。医師・看護師・リハビリスタッフ・薬剤師・栄養士・ケアマネほか多くの本人に関わる者が相談に応じてくれるでしょう。伝える内容を言い忘れないようにメモで伝えても良いです。一人で抱えてはいけません。経験豊富なスタッフが解決方法を示してくれるかもしれません。
責任は家族のみで抱えることはありません
・本人が生活に慣れてきたら、安全に可能な範囲で自己責任へのサポートも大切です。御家族から責任の負担を取ることに繋がります。本人の本当の意味での自律に必要です。お互いが独立した関係になることは、お互いのストレスを減らしてくれます。そして、結果的に本人が責任を持ち行動することで脳卒中の回復を促進することになります。
患者会への参加
・お住いの地域に脳卒中患者の会がないか病院スタッフに尋ねてみてみましょう。患者の会では、同様の経験をされている方たちと話す機会や病と共に生きた行くために必要な情報を共有出来ます。分かり合える仲間がいる事は心強いものです。
ポジティブな気持ちで接しましょう
・パートナーの障害に対し共感は良いですが、同情は本人にとって助けになりません。気持ちを理解をしつつ、励まし、少しでも良くなる前向きな方向を示す道標になってあげましょう。
精神・健康面に良い活動を積極的に取り入れましょう
・ご家族の方は同年代の人たちよりも身体的、精神的健康度が低く、健康上の問題を抱えていることが示されています。身体的な活動が低下し、社会的参加や交流も減少していることも示されています。
・自分自身のために使う時間をスケジュールに入れるようにしましょう。友人と食事をし楽しんだりすることはストレスを非常に軽減してくれます。
・定期的な運動習慣はストレス発散に繋がります。散歩をしたりスポーツジムや地域のコミュニティに参加してみたりしても良いでしょう。
・趣味や好きなことは我慢せず、時間を作り行うようにしましょう。
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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