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脳のための食べ物
・食べることは、体に燃料を供給するだけでなく、身体を作るためにも使われます。これは脳にも当てはまります。
・いくつかの食品は認知機能や精神状態を改善します。
脂質が脳に良いというのは嘘か本当か?
・不飽和脂肪酸を含む脂質は脳機能に必要です。脳の約50〜60%は脂質でできており、器官で2番目に脂質が多いです。しかし、すべての脂肪酸が脳に良いわけではありません。
・サーモン、サバ、ニシンなどの海産物に含まれるオメガ3脂肪酸は脳に良い効果をもたらします。
・この脂肪酸は脳細胞膜の構成やミエリンの主な化合物です。オメガ3脂肪酸を含んだ魚1匹を食べると、アルツハイマー病のリスクが60%まで低下するとも言われています。新生児の発育にも非常に重要で、妊娠中、授乳中の女性や幼児のオメガ3脂肪酸の欠乏は、自閉症、注意欠陥多動性障害(ADHD)につながります。
・多価不飽和(オメガ-3)や一価不飽和脂肪酸は脳のドーパミン系も調節し、ドーパミンとセロトニン量が向上します。そのため、魚の摂取量が多い食事は、うつ病の罹患率が低いことと関連しています。
・日本は魚の摂取量が高いため、他の国と比べると鬱のスコアが低いと言われています。魚以外に、クルミ(一般的にナッツ)はオメガ3脂肪酸が豊富です。また、脳の抗酸化物質、ビタミンEとポリフェノールが含まれています。
・オリーブ油はオレイン酸を含む一価不飽和脂肪酸が豊富です。オメガ3脂肪酸と同様に、一価不飽和脂肪酸は、認知機能を改善します。この脂肪は脳のスーパーフードであるアボカドにも含まれており、毎日アボカドの半分または4分の1を食べれば、脳の健康を維持すると言われています。
・抗酸化物質:思考のための食糧脳細胞膜は多価不飽和脂肪酸が多く、酸化されやすいです。酸化すると脳機能は低下します。酸化を防ぐためには、抗酸化物質の摂取が必要です。
・抗酸化能を持つ果実や果物は、脳の良い食品として推奨され、ブルーベリーとイチゴの高摂取は認知低下の発症を最長で2.5年遅らせるといわれています。果実の強力な抗酸化物質は、色を与えるポリフェノールによるものです。ポリフェノールは循環を改善し、脳に栄養を与えます。ポリフェノール(より正確にはエピカテキン)が豊富な他の食品には、ダークチョコレートも挙げられます。
・ビタミン、ミネラル、ポリフェノールおよびそのフラボノイドなどの抗酸化物質をすべて含む食品がほうれん草です。ほうれん草は、他の葉緑色野菜と同様に、葉酸とビタミンKを含んでおり、ビタミンKは、ニューロンを絶縁する物質であるミエリンを産生するために重要です。
・ 他の認知増強剤 ・脳を守る食事がカレーです。カレースパイスであるクルクミノイドは、記憶を強化し、神経変性疾患から保護します。動物研究に基づいていますが、インドでのアルツハイマー病の有病率は、カレーを食べるため低いといわれています。
・飲み物では茶が良いとされています。定期的な茶の消費が認知低下を遅らせる可能性があります。その関連は紅茶で最も明白でした。同じ研究で、コーヒーの摂取は認知に関連性は見られませんでした。
refereces
Serum phospholipid docosahexaenonic acid is associated with cognitive functioning during middle adulthood. ☜pubmed Muldoon, M.F., Ryan, C.M., Sheu, L., Yao, J.K., Conklin, S.M., Manuck, S.B. (2010).Journal of Nutrition. 140(4): 848-853.
Is Ginkgo biloba a cognitive enhancer in healthy individuals? A meta-analysis.☜pubmed Laws, K.R., Sweetnam, H., Kondel, T.K. (2012).Human Psychopharmacology. 27(6):527-533.
療法士からのコメント
普段なにげなく摂取している食品が脳を守ってくれています。食生活を振り返り、障害を引き起こさないように予防をしておくことは大事ですね。
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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