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質問96:脳卒中治療・リハビリはもっと発展していくのでしょうか?
専門家からの回答
過去数十年間で、脳卒中の予防と急性期治療の両方で大きな進歩があり、脳卒中による死亡率は劇的に低下しているようです。脳梗塞発症後の最初の数時間は、t-PA治療や血栓回収のような治療介入の機会があります。
脳卒中治療において、注目すべきは、脳卒中の回復の分野だと思われます。脳卒中の予防については多くの事が言われていますが、発症後1年・2年と経過していくなかで何をすれば良いのか、その点は未だ研究段階である面が多いと思われます。しかし、着実に発展しているとも思われます。
脳卒中の回復は「半年の壁」があると良く言われます。実際、多くの方が厳しい現実を突きつけられていると思われます。しかし、着実に回復を積み重ねる方がいるのも現実です。
これからの時代、脳卒中の回復のための治療は変わっていくでしょう。運動療法もよりエビデンスの下でより脳卒中専門の治療が行われていくと思われます。脳刺激や細胞療法やロボット療法・電気刺激など様々な発展と共に回復の未来を少しずつでも明るくしていくと思います。それらの本当に効果的な手法は未だ分かりませんが、脳卒中回復のリハビリプロセスで重要になってくると思います。
まずは、諦めない事が大切です。御自身でもアンテナをはり、回復に前向きに取り組んでいきましょう。
執筆監修|金子 唯史 STROKE LAB代表
・国家資格(作業療法士)取得
・順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務
・海外で3年に渡り徒手研修修了
・医学書院「脳卒中の動作分析」など多数執筆
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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