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質問24:脳卒中後の下垂足(foot drop)とは何ですか?
専門家からの回答
『下垂足』とは、文字通り麻痺側の足が下方に垂れている状態です。
脳卒中後の麻痺による下垂足は、足関節の背屈筋の麻痺により足部が垂れ下がります。それにより、足を振り出す際につま先を擦ったり、ぶん回したり、鶏歩になったりします。足部の底屈筋の過活動により足部が下を向く場合もあります。
下垂足に有効な治療・対処法は、
①まず、背屈筋が活性出来るのかを確認しましょう。練習して活性出来るのであれば、根本的解決として足関節筋の機能訓練を継続して下さい。
②足部が垂れないように、『装具』で補助をします。足関節・足部を固定するため、足筋機能の低下を招く可能性があります。身体機能に応じてどのような装具にすべきか専門家に相談が必要です。また、その装具の使用頻度やケアを考慮する必要があります。
③電気刺激を用いて筋を活動させることで解決させる方法があります。TEIJINのウォークエイドは、歩行の適切なタイミングで腓骨神経を電気刺激することで足関節の背屈を補助します。
執筆監修|金子 唯史 STROKE LAB代表
・国家資格(作業療法士)取得
・順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務
・海外で3年に渡り徒手研修修了
・医学書院「脳卒中の動作分析」など多数執筆
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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