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質問4:脳卒中を発症させた時の症状と対処法を教えて下さい
専門家からの回答
頭字語である『FAST』を使用すると、脳卒中かどうかを簡単に確認することができます。 脳卒中は一刻を争う病気です。早急な対応が要となりますので、知識として知っておきましょう。
FASTの「F」は、顔の「Face」の頭文字です。顔の片側が突然麻痺をします。片側の口角が下がったり、表情を作った時に半分だけ顔が動かないといった症状を確認しましょう。
「A」は、腕の「Arm」の頭文字です。片側の手が突然力が入らなくなります。両手を同時に挙げてみましょう。少しの麻痺の場合でも、しばらく挙げていると片側だけが保てず落ちてきたりします。
「S」は、言葉「Speech」の頭文字です。突然、呂律が回らなくなったり、コミュニケーションに異常がある場合は脳卒中が疑われます。
「T」は時間の「Time」の頭文字です。発症後どれだけ早く治療を開始するかは、その後の回復にも関わります。一刻を争います。救急車119を呼びましょう。
脳卒中を発症した多くの人は、朝には気分が良くなるだろうと思ってしまうと思います。
脳卒中の症状を無視または治療を遅らせることは、医師による治療・処置の提供の幅を大きく低下させる可能性があります。
また、最近は若い人の脳卒中も急増しています。年齢に関係なく、上記のことをしっかり覚え、いざという時に対処できるようにしておきましょう。
『 time is brain 』です。
「FAST」を覚えたら、あとは予防的なライフスタイルを取り組んでください。
執筆監修|金子 唯史 STROKE LAB代表
・国家資格(作業療法士)取得
・順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務
・海外で3年に渡り徒手研修修了
・医学書院「脳卒中の動作分析」など多数執筆
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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