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手のストレッチ⑤ 前腕の回旋
脳卒中患者様で最も拘縮しやすい関節は手首です。しかしいきなり固まってしまうわけでありません。発症直後から正しいケアと運動を続けていれば、固まることはありません。
夜間も付ける装具が処方されることがありますが、装具等の使用は必要最小限に抑えるべきです。この運動は非麻痺側の手で麻痺側を回すような円運動の動きを取り入れていますが、ゆっくりと行い、緊張が高くならなければ色々な速度で実施してください。
【ストレッチのポイント】
①胸の前で麻痺側の手で握りこぶしを作り、非麻痺側の手掌で覆います。
②そのまま上方に突き上げ、首の高さ近辺で止めます。
③手の指側を手前に向け、手の甲は外側を向けます。
④手首が硬い場合はしっかり伸ばし、そのまま麻痺側の外側に倒し、回りながら筋肉を伸ばし、下まで降
ります。
*この際に麻痺側の肘が身体にくっつき、回転の支点となるよう意識します。
⑤この動きを10回転行います。
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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