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2017.11.22 脳卒中

片麻痺に伴う「痙縮」で曲がった手を開きやすくすための3ステップ

 

 

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握ったままの指の開き方

 

今回は握ったまま開かなくなってしまった手に対しての記事になります。さっそく見ていきましょう

 

握ったままの指の原因

 

握ったままの指は痙性が一番の原因です。一見すると痙性は筋肉の問題に見えます。しかし、根本の原因は脳と筋のつながりの問題なのです。

 

脳卒中のあと、筋肉は硬く張った状態になります。これは脳からの信号を筋肉が受け取れないためです。脳がいくら筋肉を緩ませる信号を送っても、筋肉はそれを受け取れず硬くなったままになってしまいます。

 

ですから、根本的な治療として脳と筋肉のつながりの部分にアプローチしなければなりません。

 

一時的な治療VS根本的な治療

 

 

痙性の治療にボトックス注射があります。筋肉を緩める効果はありますが、これは筋肉と脳のつながりには効果がありません。いわゆる一時的な治療です。注射の効果が切れれば、筋肉は再び硬くなってしまいます。 

 

根本的な治療とは、脳と筋肉の神経を再接続を促すことです。神経の再接続にはリハビリテーションが一番です。特に、反復運動。繰り返せば繰り返すほど、脳と筋肉のつながりは強くなるのです。 

 

しかし、ボトックス注射などの治療が悪いわけではありません。硬く握ったままの指は痛みを伴うことが多く、その痛みを薬で和らげることはリハビリテーションを行う上でとても大事です。つまり、一時的な治療と根本的な治療をうまく併用すると良いでしょう。

 

 もし痙性が強く、拘縮になってしまった場合、指を開こうとするととても強く痛むでしょう。その場合はスプリントを使って指を伸ばしたり、テーブルやボールなどをつかって指を開いたりしていくといいと思います。

 

指を開くための3ステップ

 

①スプリントなどを使い、麻痺した指を開きましょう。 

②次は麻痺していない手を使いながら、麻痺した手の力を少し使って開いてみましょう。 

③最後に、麻痺した手の力だけで動かすようにしてみましょう。

 

 

療法士からのコメント

硬くなった指は私たちでも開くのに難渋することが多いです。痛みも強いことが多いので少しずつ、記事にあった道具なども使いながらリハビリテーションを続けていただければと思います。

 

 

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