体幹のトレーニング
パーキンソン病の方のほとんどは、不安定なバランスに対する体の反応の結果として、腰回りの筋肉が硬くなります。
また,パーキンソン病の方は歩行において、腰が曲がり縮こまる、歩幅が狭く、目線が下がり、腕の振りがなくなる、足がすくむ等が見られます。このような歩行は、背中や腰に負担をかけるので、しばしば痛みを伴います。 これらの腰回りの問題を自主トレにて解決していきます。
「床での腰と股関節のコントロールと柔軟練習」
“お尻~腰を持ち上げる練習”
•仰向けで、両膝を立て、リラックスした状態から始めます。
•お尻→腰→肩甲骨の方へ順々と背中を床から離していきます。
※言い換えると、お尻を上げ、おへそを出し、胸を張っていきます。
•肩から膝まで一直線になるまでお尻から背中を持ち上げます。
※最初持ち上げるのが難しい場合は、楽に持ち上げられるだけで構いません。また、呼吸は止めずに行いましょう。腕を床に押しつける必要はありません。
•持ち上げたらゆっくり10秒数えましょう。
•数えたらゆっくりと下ろしていきます。
※可能であれば、上げた順序と逆に肩甲骨→腰→お尻と順々に下ろしていきましょう。
•床に着いたらリラックスしましょう。
•5回~10回行いましょう。
※1.この自主トレでは、筋肉や背骨が長く伸び、縮まっていた体が開いて、リラックスしてきます。ストレッチは、パーキンソン病の方のように体が硬くなる方には特に必要です。大きな筋・腱を伸ばすのには時間がかかります。続けて頑張っていきましょう。
注意:
•時間や回数は,疲れない程度にしましょう.
•徐々に慣れてきたら,少しずつ回数を増やしていってもいいかもしれません.
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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