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脳卒中後の「わび・さび」の心とは?
自分を愛するという事を以前の記事でお伝えしました。人それぞれではありますが、他人に使われたように感じると怒りを覚え、自分の体を害すると自己への憎悪が芽生えてしまう場合があります。
それは、決して良いことではありません。否定的な感情が自身に向けられている時、それは決して終わらない空しい戦いを行っている状態です。自分の体を許し受け入れる事で、その戦いをやめましょう。
脳卒中の回復には自己を少しでも愛していく必要があるのです。
脳卒中後の自分を愛するためのエクササイズ
自身の体の自尊心を高めるための良い方法は、自分の体に向けての心を込めた手紙を書くことです。
手紙で一度裏切られてしまったけれど、自分の体を許している事を伝えてあげましょう。自分が行っている苦労について感謝・労いの言葉をかけてあげましょう。親しい友人に話しかけるようなイメージで行います。
「わび・さび」を大切にする
一度自分の体を許すことが出来たら、自分の体の不完全さを許して動くことが出来ます。
そして、日本にある哲学「わび・さび」の心はそれを少し容易にしてくれます。
「わび・さび」は不完全性を拒むのではなく、愛情のこもった態度で受け入れるべきだと提案しています。これは、自分自身の体を良くするための努力を辞めるという事ではありません。成功を待つのではなく、まずは自分の体を受け入れ、自分自身を見つめる事が大切です。
自分が治したいと思っていることをリストに挙げて、皆に見せてみましょう。恥ずかしく思うかもしれませんが、「わび・さび」の心で少し自分に誇りを持ち始めることが出来ます。そして、ゆっくりと自分の恥を捨てていく事が出来ます。
療法士からのコメント
不足の中に心の充足を見出す日本特有の考え方はとても脳卒中後の方に大切な考え方だと思います。日本の心を今一度学んでみましょう。
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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