目標設定のポイント
まず現在の自分の限界点を知り、何をしていくべきか納得してから、トレーニングの内容を徹底的に研究する必要があります。自分のリハビリと向かいたいゴールについて、意識を向けて考えなければなりません。考えるヒントであり、共通の目標として以下の6つの事を提案します。
1.姿勢を制御し、バランスを取るため協調し続けることができる
2.筋肉や腱、靭帯などの軟部組織を強化し、力を強くすることが繰り返しできる
3.痙縮を軽減させ、機能的な動きを繰り返し行える
4.運動や動作時の恐怖を軽減させ、信頼性と安全性を向上させる
5.周囲の助けを借りず自立することに向かっていく
6.課題や作業に効率的に取り組め、生活の中で幸せをみつける
年齢がいくつであっても、上記内容をある程度は達成するために、時間をかけ努力を惜しまず取り組まなければいけません。
誰にでも適合する運動プログラムはありますか?という質問を受けますが、答えは、「いいえ」です。しかし多くの脳卒中患者様がやらなければならないことは共通しています。
トレーニングはシンプルで、ゆっくりと、少しづつ改善していくもので派手さはありませんが、一歩一歩確実に成果が積み重なっていきます。
現在がどのような活動レベルでも問題ありません。各練習には付随するプログラムがあり、十分な種類と練習量を確保できます。型にはまったプログラムは限界がありますが、それでさえも“正しく”行われる必要があります。
取り組む過程で緊張を解消し、創造力を解放することで、楽しみながら実践することを期待します。脳卒中はあなたの人生の楽しみを奪い、感情のしこりをのこしうるものでありますが、自身の限界を探り、そこに挑むための努力を重ね、意欲的になって頂ければ幸いです。
脳卒中患者様の多くは、購入したり、開いたり、読んだり、練習したりすることのできる専用の機能訓練手引書がないと主張しています。
地域の中では正しい知識を見つけることが困難であり、最新の神経可塑性に関する原理を反映したものは少ないです。この事実は、脳卒中やパーキンソン病などの患者様向けのサイトの必要性を十分に裏付けるもの考えます。
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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