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手首背屈運動
これはシンプルな手首の背屈運動の促しです。手首が正常であれば、60°程度は背屈するとされています。
60°まではいきなりはいかずとも、背屈方向に意識的に動かせることは、生活上で物をつかんだり操作したりするのに大変重要です。本やクッションなど、前腕を置ける場所を膝上に確保してください。
これにより、麻痺側上肢の重みをとった状態で手首の運動をすることで多少動きやすくなります。この運動も、可能な限り自発的に動かせるよう努力してみてください。
【運動のポイント】
①膝上に本を置き、手の甲を上にした状態で本の端から垂らしながら、前腕を本の上に置きます。
*事前に可能な限り手指と手首はほぐしておいてください。
②最大限の努力で手の甲を自分の方向に引き上げてください。単独で難しければ、非麻痺側の補助を使用してください。最初は数回で疲れてしまうと思いますが、心配せず、最大の力を発揮してください。
あまりに力が入りすぎて、肘や肩などが不用意に動きすぎないよう注意してください。
*全く動かなくても行う価値は十分にあります。その場合でも、必ず頭で「動かすんだ!」という命令は発揮してください。その発揮と同時に、非麻痺側で麻痺側の背屈運動を介助し、手首が動く「イメージ」をしてみてください。
③この運動を疲れるまで数十回繰り返してください。反復するほど損傷した脳は活性化され、動きは良くなってきます。
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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