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はじめに
・今回は、「ベッド」に関わる生活アイデアをお伝えします。
ベッドの高さ調整
・ベッドの高さを検討する必要があります。最近は電動の低床ベッドが出ており、低床ベッドは滑落による怪我の心配が減り、床からベッドへ這いあがる又は床に下りるのが楽です(万が一転倒した時にベッド上に戻るのに役立ちます)。ベッドの高さが膝より股関節の位置が高くなる高さだと立ち上がりが楽になります。座位が不安定にならないよう、高くしすぎず適度に調整して下さい。電動ベッドでない場合は、写真のように足を継ぎ足したり、逆に切ったりする必要があります。
ベッド上失禁対策
・失禁がある場合は、防水シーツを準備しましょう。(オムツやパッドと併用しましょう。)使い捨てタイプもあります。また、男性であれば尿瓶をベッド脇に置き、ベッド脇でトイレを済ませることも可能です。失禁の問題については、必ず医師または専門医に相談してください。
ベッド環境を良くしましょう
・ベッドで過ごす時間が多い場合は、ベッドルームを楽しく明るい場所にしましょう。 睡眠障害にも関わるため、採光が良い状態にしましょう。花や写真を飾る等気持ちが明るくなる環境作りをしましょう。
ストロー付きカップ
・ベッドサイドに蓋、ストローの付いた水の容器を置きましょう(ストロー付きカップ、介護用カップ)。これは、こぼれづらく、目盛りが付いている物はどれ位飲んでいるか水分摂取の管理をするのに役立ちます。
ベッドガード
・ベッドガードは、ベッドとマットレスの間に差し込むだけで、ベッドからの起き上がりや立ち上がりが楽に安全に行えます。また、布団のズレ落ち防止やベッド下への滑落防止にも役立ちます。介護用ベッドには多くの種類のサイドレールがあります。回転式アーム介助バーは、L字型になり、つかまることで座位や立ち上がりが安全で楽になります。
シーツの素材
・ベッドシーツは例えば絹のような滑りやすい素材にしましょう。その方が、寝返りをはじめベッド上での動きが行いやすいです。厚ぼったい素材の物は、体が動きづらくなります。
足元を工夫して動きやすくしましょう
・ベッドの足元の掛布団の下に長く丈夫な段ボール箱を置きます。そうすることで足に布団が絡みつくことなく動きやすくなります。
スライディングシート
・スライディングシートは介護者の方が、ベッドに寝ている本人を上方や側方に移動させたり、ベッド上の移動をさせるのに役立ちます。シートが大きすぎると扱いづらい場合もありますので、サイズは程々で良いと思われます。また、床で万が一転倒し動けなくなった時に引っ張るために使用したり、人でなくても重い荷物を乗せ引いていくのにも役立ちます。
ベビーモニターの使用
・ベビーモニターを使用し、ベッド上の本人の声を聞いたり、様子を見たりすることが出来ます。難しい接続や設定は不要です。コンセントにつないで、電源をONにすれば使用できます。好きな位置に設置できます。ポータブルレシーバーが付いているものもあり、自宅内を移動しながらも声を聞くことが出来ます。
?生活アイデア一覧
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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