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質問54:脳卒中後の機能障害と能力障害はどう違うのですか?
専門家からの回答
能力障害は私たちの日常の「活動activity」の障害です。
日常生活の中で、歯を磨く、靴を履く、電話で話すなど、ごく普通のものです。外食の計画やボーリングへの参加などシンプルなものから、ディナーの開催や野球チームの指導などより複雑なものもあります。
機能障害はそれら「活動」に悪影響を与える、脳卒中後の筋力低下・バランス障害・高次脳機能障害など心身機能障害を指します。
機能障害と能力障害(活動制限)は常に合わせて考えていくことをお勧めします。
機能障害にはどうしても改善されない部分もありますが、それでも補償的・代償的手段により能力障害は改善させることも出来ます。能力障害の改善は生活の質の改善の鍵となります。
機能障害が十分に改善してくるまでは、活動は上記の様に別の戦略で代償していく事も生活をしていくために欠かせません。身体機能を改善させればどのようなことが達成できるか(機能障害の改善に伴う生活の質の改善)、現在の能力でどのように工夫したら生活の質を高められるかと、常に両方合わせて考えていく事が大切だと思います。
執筆監修|金子 唯史 STROKE LAB代表
・国家資格(作業療法士)取得
・順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務
・海外で3年に渡り徒手研修修了
・医学書院「脳卒中の動作分析」など多数執筆
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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