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身体ではなく脳を鍛えよう!
この記事では脳卒中のリハビリテーションが身体(筋肉)ではなく、脳を対象にしていることを説明していきます。
伝統的な運動 VS リハビリテーション
簡単に説明すると、伝統的な運動は筋肉を鍛え、リハビリテーションは脳を鍛えます。
伝統的なリハビリをイメージすると、トレッドミルやダンベル、ベンチプレス、その他心肺や筋に対して負荷をかけるトレーニングを想像するでしょう。これらのトレーニングの後には疲労感や達成感があります。
しかし、リハビリテーションは違います。
リハビリテーションでは単純な反復運動を行います。例を挙げると、30秒間に木製のブロックを箱から箱に移す運動などがあります。これは汗をかくような運動ではないですが、終わったあとは非常に疲れが生じます。
リハビリテーションと疲労
リハビリテーションの後に生じる疲れは、神経可塑性によって脳内の神経を再接続しているときに生じるものです。これは脳に対してアプローチしていると解釈することができ、脳卒中からの回復を示すものです。
リハビリテーションの後は強い眠気が生じるでしょう。この場合の眠気には逆らわず、昼寝の時間を取ってしまって問題ありません。
反復運動
伝統的運動とリハビリテーションのもう一つの違いは反復です。
伝統的運動でもベンチプレスを5回、10回と反復すると思うでしょう。しかし、リハビリテーションではこの反復の数が違います。やればやるだけよくなります。リハビリテーションは反復が最も重要な要素なのです。単純な練習をたくさん繰り返しましょう!
療法士からのコメント
リハビリテーションで反復運動したあとは非常に疲れます。昼寝はとても大事だと思います。しかし、昼寝をする際は夜間に寝られなくならないかが寝すぎかちょうどいい睡眠時間かのボーダーラインだと思います。夜に目が冴えてしまう場合は、昼寝時間を減らすか、反復運動量をさらに増やしてみてください。
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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