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脳卒中者の5%は発作を起こす!?緊急時の対処法を知っておこう!
脳卒中後に発作を経験したり、発作を起こした人を見ると、パニックとなり、恐怖体験となることがあります。発作が起こった場合の対処方法については十分に教育されるべきです。
今回の記事では、脳卒中後に発作が起こる理由とその対処方法を学びます。
脳卒中後の発作の原因は何?
発作は、突然に脳内の電気的活動が無秩序になった時・過剰な電気活動が起こった時に起こります。わずかな痙攣から全身の身体の震えおよび意識消失まで発作は40種類以上あります。
脳卒中者は脳卒中による脳の損傷のために発作の影響を受けやすいです。
脳卒中者の約5%が脳卒中後に発作を経験すると言います。発作の管理に精通していることは、全ての脳卒中者および介護者にとって不可欠です。脳卒中後、最初の数週間以内に発作が起こることは一般的です。個人個人で脳卒中の状態は異なるため、人によって大きく異なる可能性があります。
発作を起こしている時はどうすればいい?
• 発作を起こしている人がいる時、押さえつけないで下さい。動きを止めても発作は止まりません。発作は体ではなく脳で起こっています。混乱した時に抑え付けると、より混乱させ、激しく動き、より強めるだけです。
• 顎を制御できないため、口には物を入れないで下さい。何か入れると怪我をする可能性があります。
• 床に本人がいる場合、横向きにしてあげましょう。これは窒息を防ぐのに役立ちます。快適な姿勢を取らせてあげましょう。
• 発作が終わるまで一緒にいてあげてください。落ち着いて、本人が体を傷つけないように注意してください。安全を確保することは最優先事項です。近くの物を動かして怪我をしないようにしてください。発作を経験した人は身体の動きを制御することができないため、周囲の物を避けることはできません。危険なものを動かして安全にしてください。
• 発作の持続時間に注意を払って下さい。
ほとんどの発作は数分間で収まりますが、発作が5分以上続く場合は直ちに救急車を呼んでください。
•連続的に複数の発作を起こす
•窒息または呼吸困難感がある
•負傷した場合
•最初の発作の場合 などの際は救急車を呼んでください。
発作が1回起こっても、必ずしもてんかんがあるとは限りません。しかし、慢性的な発作が繰り返されると、てんかんと診断されることがあります。
発作は、通常、抑制薬で制御することができます。投薬が発作を完全に制御できない場合もあります。医師と相談していく必要があります。
療法士からのコメント
急な対応は本人も周りの人もパニックになるものです。出来る限りパニックに陥らないようにするためには、学ぶこと・準備しておくことが大切です。基本的な知識は身に着けておきましょう。
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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