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脳卒中にも個性がある!?個性と回復の関係について
脳卒中後に医師は脳のどの部分が損傷してしまったか教えてくれるでしょう。その損傷部位は回復に重大な影響を与えます。
今回の記事では、左右の脳卒中の回復の違いや傾向をお伝えします。
左右の脳の違いは何ですか?
脳の各部分は異なる機能を持ちます。例えば、身体機能としては左脳は体の右側を、右脳は体の左側を制御します。他の機能的には一般的に左脳は理論を右脳は創造性を担うと言われます。
具体的には、右脳は創造性・直感・想像力・顔認識・感情・音楽・芸術等の機能的役割を持ちます。
一方、左脳は、論理・分析・数学・言語・批判的思考・推理・思考力などの機能を一般的に担うと言われます。
脳卒中が脳の一部を損傷させると、その脳の一部がコントロールしていた作業を実行する能力が妨げられます。
例えば、左脳卒中では失語症が生じ言語を理解したり、表現する事が出来ないことがあります。右脳卒中では、感情の爆発を含む感情的な不安定さが起こり得る可能性があります。
つまり、脳のどの部位に影響を受けたかを理解する事はとても大切なのです。
回復にはどのくらい時間がかかりますか?
全ての脳卒中は異なりますので、回復経過は個人個人で全員異なります。
しかし、知っておくべき一般的なパターンがいくつかあります。脳卒中の1か月後には治癒しようと回復が進みます。脳卒中後3か月にかけて速いペースで回復をしていきます。その後、減速はしますが、意味のあるリハビリを継続する限り、回復は続いていきます。何年もリハビリが必要かもしれません。
その効果は、脳卒中の程度や向上心などによっても影響を受けます。
療法士からのコメント
リハビリを実際行っていて、同じ人は一人もいないことを実感します。重症度・症状・その方の背景・性格様々なことが個人個人で違います。しかし、御本人様はもちろん療法士はじめ脳卒中に関わるチーム全員で目標に向かって努力をすることでその成果は良い方向へ変わります。その目標を最終的に示すのは、御自身です。きっとその目標に皆が力を貸してくれるでしょう。
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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