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脳卒中(脳梗塞)の合併症について
脳卒中に伴う症状は様々なものがあります。症状は発症直後または時間が経つにつれ発生する可能性があります。
•四肢が運動麻痺を生じた場合、徐々に関節の可動性が失われる可能性があります。
•四肢の運動麻痺は永続的に残存する可能性があります。他の感覚等の問題と併せてバランスの問題を引き起こし転倒する可能性が高まります。
•筋の痙縮(痙性)は潜在的な問題であり、リハビリテーションにて自力で麻痺のある体を効率よくコントロールし、可能な限り動かしていけるかということが目標となってきます。
•様々な感覚の障害を生じる可能性があります。視覚や空間認識等も多くの方が問題を抱えています。
•体動が少ない又は動けない患者様では、ベッドや椅子などで体重がかかっている部分に圧迫が続くことによる疼痛が起こる事があります。
•考えること、集中すること、覚えること等が難しくなる場合があります。
•感情の障害は珍しくありません。不安やうつ、気分の浮き沈みが起こる可能性があります。脳卒中が中脳にある辺縁系に影響を及ぼしている可能性が最も高いです。
•前頭葉が損傷を受けた場合に人格変化や行動変化を伴うことがあります。
•認知症のリスクが増加する可能性があります。
•排尿筋の収縮不全や過活動膀胱等に伴う排尿障害を来す可能性があります。脳卒中患者は急性期治療において尿量等の管理は大切で、膀胱留置カテーテルを留置することが多く,カテーテルを留置することによる尿路感染を起こす可能性があります。
•便意がない、肛門の筋の活動不全により便失禁を起こす、不活動に伴う腸の動きの低下など排便コントロールの面での問題も生じます。
•会話やコミュニケーションの問題を多くの方が抱えます。
•嚥下、咀嚼能力や意識状態等により栄養摂取方法が考慮されます。静脈内栄養による非経口摂取やペースト食・きざみ食等食形態を工夫する場合があります。嚥下機能が低下している場合は、誤嚥性肺炎に注意を要します。
脳卒中(脳梗塞)後の最初の3ヶ月間に2回目の脳卒中リスクが高いことを認識する必要があります。それ以降はリスクが減少しますが、リスクを軽減する生活を送っていく必要があります。自分の健康に有害な習慣や、脳卒中を起こしやすい要因を避けることが大切となります。
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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