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脳卒中を引き起こす5大要因とは?
脳卒中の原因は特定のライフスタイルに要因があります。ここでは、脳卒中の5つの原因をお伝えします。それを理解する事で、脳卒中のリスクを回避することができます。
下記のことを怠ると、脳卒中を引き起こす可能性が高まります。血管を健康的に保つことが重要です。
高血圧
血圧は心臓から押し出された血液が、血管壁に加える圧力のことで、「高血圧」は文字通り、血管の壁を押す力が高くなっている状態です。高血圧により動脈を弱化させ、閉塞や破裂が起こしやすくなり、最終的に脳卒中を引き起こしてしまいます。高血圧症は、虚血性の脳卒中者の約50%の方が引き起こしており、脳卒中の最も重要な危険因子 です。
高コレステロール
LDLコレステロールが高いと、動脈壁にプラークが蓄積し、最終的には閉塞してしまう可能性があります。さらに、HDLコレステロールは血液からLDLコレステロールを除去する事に役立ちますが、HDLコレステロールが低下していると脳卒中リスクが高まります。HDLコレステロールは血管壁についたコレステロールを肝臓まで運び燃やす働きがあり、十分にHDLコレステロールがあれば動脈硬化が起こりにくくなり、低値では動脈硬化が進むこととなります。この問題を解決するには、運動と食事療法が大切です。
喫煙
喫煙は間違いなく重要な危険因子です。我々は皆、喫煙は悪いことを知っています。喫煙は脳卒中のリスクを倍増させます。喫煙は血栓の形成を促進し、動脈のプラークの蓄積を増加させます。禁煙は脳卒中のリスクを減らすことができます。家族に喫煙者がいると、その煙を吸い(受動喫煙)、煙草を自分で吸っているのと同じ影響を受けます。禁煙をすれば5年でその危険度が半分、10年たつと、吸わない人と同程度にリスクを軽減する事が出来ると言われます。
糖尿病
糖尿病は脳梗塞の重大な危険因子であり、発症率が2~3倍高くなると言われます。インスリンが正常に働いているときは、食後の血糖が高くなると、インスリンの命令によって糖は筋肉と脂肪に取り込まれますが、糖尿病ではブドウ糖が取り込まれなかったりバランスが乱れてきます。血中のグルコース量(濃度)が上昇し、動脈内に脂肪沈着が生じます。高血糖状態は、細い血管・太い血管共に動脈硬化を進行させます。
中心性肥満
肥満と中心性肥満の違いは何ですか?肥満は体格指数(BMI)が30以上など総合的なものを示しますが、中心性肥満は手足は細くてもお腹周りに余分な脂肪があり太くなっている状態です。これはLDLコレステロールの生産・脂質蓄積を増加させる可能性があります。体重を減らし、健康的なBMIを維持することは、脳卒中リスクを劇的に減らすこととなります。
以上が脳卒中の5大要因です。
これらを管理すれば、流れの良い健康的な血管を維持できるでしょう。
療法士からのコメント
煙草や食生活の乱れなどは習慣化してしまうとそれらへの欲求を振り払うことが大変であると思います。生活習慣を変えるには一定期間以上の継続が必要となると思われます。軽い気持ちでは打ち勝てない部分ですので、改善したい気持ちがあるのであれば、家族の協力や強い動機を持ち、真剣に取り組む必要があると思います。
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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