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脳卒中後早期から大切となる練習とは?
脳卒中後の脳の再配線には多くのエネルギーを必要とします。そのため、脳卒中リハビリテーションは決して簡単なものではありません。練習は適切かつ挑戦的なものである必要があります。今回は、脳卒中後の早期から大切となるリハビリの紹介を致します。
ストレッチ
一般的に最も良く知られているストレッチは、関節が動く範囲・それに伴う動作において動ける範囲を改善します。脳卒中による痙縮、関節拘縮などに役立ちます。関節・筋肉が硬くなってくると疼痛を引き起こすこともあります。毎日少しでもストレッチをすると、疼痛を発症する危険性を大幅に減らすことができます。しかし、ここで一つ理解しておいて頂きたいことは、痙縮に対するストレッチはあくまで予防で、運動する事が最良の改善方法です。
バランス練習
自身に合った効果的なバランス練習を実践しましょう。脳卒中では半身麻痺に伴う姿勢コントロール(バランス)が不良な方が多いです。シンプルな座位でのバランス練習と体幹トレーニングは、体の安定性と自信を取り戻すのに役立ちます。座位にて問題がなくなれば、立位バランスや片足立ち等の発展したバランス練習を実践します。
麻痺側への荷重練習
麻痺側へ体重を掛ける練習は麻痺側で支持する感覚を取り戻し、安定性を高めるだけでなく、骨密度の低下を予防し骨折のリスクを軽減する事ができます。
反復運動
リハビリで最も重要なことは反復です。動きを繰り返すたびに、神経可塑性を活性化し、脳の新しいつながりを強化します。効果的に脳を育てるには何百もの反復をすることが大切です。その練習は、楽しく挑戦的であることが大切です。
療法士からのコメント
練習を処方するのは療法士かもしれませんが、その練習の意味は理解しておく必要があります。何のためにどんな練習をしているのか、どう体を使えるようにならなければならないのか自身の意識が変わることが大切です。
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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