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質問71:脳卒中者が再び子作りをする事は可能ですか?
専門家からの回答
脳卒中後の身体活動、特に有酸素運動は非常に奨励されています。夫婦の営みもその枠に入ると思われます。
脳卒中後の夫婦の親密さに影響を与える可能性がある問題の一つに、うつ病をはじめ気分障害が挙げられ、残念なことに非常に一般的です。感情に影響を与え、時にはパフォーマンスや自信に影響を与えてしまっている可能性があります。
動作としては比較的安全性は高いと思われます。脳卒中後の夫婦の営みに関する議論はほとんどされていません。その原因として、セラピストがその話題に慣れていない、人に相談しづらい傾向があること、高齢者は性生活を送っていないという誤った認識が原因と考えられます。そうではないと思われます。日常生活活動として考慮されるべき部分だと思われます。
パートナーは脳卒中者を傷つけることを恐れてしまい、夫婦の営みは中断してしまいます。あるいは根拠なく脳卒中関連の問題を引き起こすのではと考えてしまうかもしれません。脳卒中発症後に、御家族が介護者となった時、人間関係が変わってしまうこともあるかもしれません。生活を送るうえで、当然ある日常的な事と捉え、そのことに向き合ってみて下さい。
脳卒中後でも女性は子供を授かることができます。出生率・出産能力・妊娠・分娩・分娩への影響はないと思われます。 お腹が大きくなった時に、動くのが通常より大変かもしれません。実際に、多くの方が出産をされています。医師と相談し、個人的なリスク管理について相談し、不安を解決しましょう。
執筆監修|金子 唯史 STROKE LAB代表
・国家資格(作業療法士)取得
・順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務
・海外で3年に渡り徒手研修修了
・医学書院「脳卒中の動作分析」など多数執筆
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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