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棒を使った上肢リハビリ 7
今回は両手で棒の両端を握り、ハンドルを切るイメージで棒を両手で回す練習です。
動かす中で麻痺側の手が棒を握ったまま保持できなくてはなりません。
回す範囲が大きくなればなる程、指も棒から離れやすくなるため、手指のコントロールなど細かなコントロールが求められる練習となっています。
【運動のポイント】
① 棒の両端を握ります。必要に応じて非麻痺側を活用して麻痺側を補助して下さい。
② 両手で棒を時計回り、反時計回りに回します。徐々に範囲を広げ、反対の肩の方へ回せる所まで回転させていきます。
* 麻痺側の手が棒をしっかり握り続けたまま、麻痺側を意識して両側同じように回転運動を行えることが理想的です。
* 手指の握りが甘くなったり、滑ってきたりしたら、一度整えてから再度行いましょう。
③ 20回繰り返し行います。回数を重ねる中で、徐々に自身の限界に挑戦して下さい。
【補足練習】
④ 回転させる練習をよく行ったら、その流れで棒を垂直にします。麻痺側の手は上方に位置させます。上方向への運動を行ってみましょう。同じように苦手な方向に動かしたり、遊び心を持って練習に取り組みましょう。
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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