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夢を見る事は、脳卒中後の運動学習を促進する!?
睡眠不足が記憶形成に悪影響となることはよく知られています。長い一日の学習の後に眠りにつくと、前日の記憶形成が強化されます。
知られていないことは、睡眠不足が新しい記憶形成に影響するかどうかです。ハーバード大学の研究では、その日の記憶の形成だけでなく、翌日の記憶形成のための脳の準備においても睡眠が重要であることを示しています。
私たちは皆、直感的に疲労や睡眠不足が私たちの精神的・肉体的能力に影響を与えることを知っています。だから私たちはいつも大きなパフォーマンスの前に安らかな休息を取ることを勧められます。しかし、典型的には、ピークパフォーマンスを確保するためにそのアドバイスが与えられます。翌日の記憶形成に関するアドバイスとして聞くことはまれです。
この研究が提起する問題は、睡眠が新しい記憶形成にどれだけ影響を与えるかということです。睡眠が翌日の潜在的な記憶の基礎を築いている場合、この可能性はどの程度まで広がっていますか?
睡眠を失うことは1週間後の記憶形成に影響を及ぼしますか?
それともこれは単なる短期的な効果ですか?
睡眠不足の量は記憶力と相関がありますか?
将来の研究がどこに向かうのか、どのような質問に答えられていくのかを見ていくことはとても興味深いことです。
療法士からのコメント
レム睡眠が記憶の形成に大事と言われます。レム睡眠は筋が弛緩し、休息状態にあるが、脳が活動している状態です。夢を見るというのは大事な事なのかもしれません。脳卒中後の運動学習においては、レム睡眠が脳の発達や学習に関わる可能性があります。十分に睡眠を取るようにして下さい。
refereces
A deficit in the ability to form new human memories without sleep.☜pubmed Yoo SS et al.Nat Neurosci. 2007 Mar;10(3):385-92. Epub 2007 Feb 11.
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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