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質問43:失語症にはどのようなタイプがありますか?
専門家からの回答
同じ『失語症』でも、症状が異なり、それぞれのタイプに応じた様々な名前の失語症があります。
失語症には、発話は流暢であるが言い誤り(錯語)がある『ウェルニッケ失語』、言葉の理解は比較的可能だが言葉を発しようとすると上手く出来ない『ブローカ失語』、全ての言語の能力が重度に障害された『全失語』が主な種類としてはあります。
同様に、『読み書き』の能力にも違いがあります。これらの問題は、脳卒中によって脳のどの部分が影響を受けたかに応じて異なり、様々な組み合わせあります。
失語症の症状が全く同じ人はいないと言っても過言ではありません。失語症は単なる言葉だけではなく、モチベーション、態度やエネルギーも含まれます。これらの要因は、全ての人が同程度ではありません。失語症を持つ『一人の人』です。他の方に失語症を説明する時には、その方の特徴を把握し、きめ細かく対応する必要があります。
練習のコツの一つは、話す内容に興味を持つことで、注意の持続が改善され、楽しく取り組むことができるようになります。練習をしていて嫌にならない内容で練習しましょう。サッカーが好きなら、スポーツのセクションを大声で読んだり、昨晩の試合について友達と話をしたりしてみましょう。芸術が好きな人は、お気に入りの展覧会について話をしてください。
執筆監修|金子 唯史 STROKE LAB代表
・国家資格(作業療法士)取得
・順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務
・海外で3年に渡り徒手研修修了
・医学書院「脳卒中の動作分析」など多数執筆
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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