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診断のしくみ
・パーキンソン病の診断はどのようにして行われるか?
・純粋なパーキンソン病でないとどのような症状が示唆されますか?
パーキンソン病は、パーキンソン症状を引き起こすいくつかの神経学的運動障害の1つに過ぎません。パーキンソン病の「類縁疾患」は、“パーキンソンプラス”、“非定型パーキンソン病”、他の原因による“パーキンソニズム”といろいろな名称で言われています。
医師が最初に患者を見て典型的な症状を呈していても、診断が不確実な場合は、パーキンソニズムがあることを伝え、パーキンソン病がこの系列の症状の最も一般的な原因であるが、他の疾患も同じ系列の症状をもたらす可能性があるという追加の説明をするでしょう。
これらの病気は、短期間で全身の身体障害となるものもあれば、非常にゆっくりと進行するものもあります。他にも、病気は慢性的(常に存在する)であり、時間が経過するにつれてより重篤な症状を呈し得ます。これらの疾患は自然経過や進行が大きく異なるため、適切な診断が重要です。患者たちは、どの疾患に罹っているかを知る必要があります。
医学的診断
患者は、自分が感じている特定の症状について心配して医師に診察してもらうと、その病歴について質問され、身体検査を行います。医師は、患者の意見を聞いて検査した後、可能性として診断が何であるかを考え、必要性や有用性に応じて、診断を判断するための検査を依頼します(これを“鑑別診断”と言います)。
診断検査には、血液検査、X線、コンピュータ断層撮影(CAT)および磁気共鳴画像(MRI)スキャンが含まれます。診断が確定できれば、どの治療が患者の病気やその症状を治療するのに最良かを決定することができます。
神経学的検査
運動障害の患者を評価するために神経学的検査を行う場合、医師はまず、病歴を聞いたり身体検査を行ったりします。医者は患者とその家族や付き添いの人に症状について下記のような質問をし、患者を観察し、立ったり、座ったり、部屋の中を歩いてもらったり、方向転換したりするように依頼します。神経学的検査は、神経系の徹底的な評価です。特に、神経内科医は、患者の運動や協調活動、バランスの側面を観察します
– 手や指を動かしたり、足先で床をタップしたりすると動きが遅くなりませんか?
– 歩いているとき、手を大きく振っていますか? 左右均等ですか?
– 方向転換するときに特に難しいと感じませんか? そのとき、歩数の大きさに変化がありませんか?
– 床に足がくっついてしまって動けなくなっていませんか?
– 表情や声質に特徴的な変化はありませんか?
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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