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国際がん協会は,乳がんの女性は2004年に2.4百万人で,乳がん発生率は毎年3.5%増加しているとの調査結果を出しています.乳がんによる死者を増やさないために,早期発見と定期的なスクリーニング検査を受けることが非常に重要視されています.
スクリーニング検査の最も簡単な方法として自己検診が挙げられ,自宅にて行うことができます.多くの信頼性のある医療ウェブサイトで乳がんの自己検診の手順などを掲載しているので参考にしながら行うことができます.
精密検査にはどのようなものがあるの??
米国疾病管理センター(CDC)は,40歳以上の女性は定期的な自己検診に加えて2年ごとのマンモグラフィー検査を受けることを推奨しています.他のスクリーニング方法としては超音波検査があり,しこりや腫瘍を超音波が検出します.
マンモグラフィー検査と一緒に受けることで更に多くの診断が可能となります.MRI検査はがんにかかった部分を最も早く検出するので,遺伝的・環境的に発がんリスクが高い女性には推奨されています.
しこりや腫瘍が見つかった場合には良性か悪性かを診断するために生化学検査が行われます.
どのような食生活ががんリスクを減らすのか??
これらの定期的な検診の他に,健康的なライフスタイルもがんのリスクを軽減させます.人参・豆・かぼちゃ・抗酸化物質をもった穀物類など,βカロテンや食物線維が豊富な食品は抗がん性質をもっており,がんのリスクを低下させる可能性があります.
逆に牛肉や羊肉といった赤肉・マーガリン・脂肪分の多いクリームやチーズといった飽和脂肪酸を多く含んだ食品はがんのリスクを高める可能性があります.また,規則的な運動をして喫煙や過度のアルコール摂取を避けることは,がんのリスクを低下させます.
乳がん発生率が増えている今日,友人や家族と病気の早期発見や予防のことについて話し意識を高めることや,インターネットやテレビなどのメディアによってこれらの情報を広めることが大切です.
意識や情報を共有するという小さな一歩を踏み出すことが早期発見に繋がり,誰かの命を救うことになるかもしれません.
Reference
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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