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脳卒中後の生活を便利にする5つの補助具
1. 片手で本を読む
片手で本を見開きにして読むというのは意外と大変なことで、上手く行かず読むことに集中できないかもしれません。そのような時に上の写真のような片手で本を開いたままに出来る道具(Wooden Thumb Book Holder)があります。また、タブレットを用いるのも一つの手です。
2. 車の乗り降りに便利
車の乗り降りに問題がある場合は、回転式シートクッションが便利です。横向きから前向きに、前向きから横向きに座った姿勢のまま、向きを変えることができます。
3. 靴の着脱
靴の着脱は、細かなバランスや体の動きを要求され、難渋される方もいらっしゃいます。上記の写真は、Shoe Puller (左)と長い柄のついた靴ベラです。道具を上手く利用して着脱するのも一つです。
4. ズボンのチャックをあげる
ジッパーは障害を念頭に置いて作られたものではありません。ベルクロに切り替える事も手段の一つですが、全てがそのように出来るわけではありません。その際に、写真のようにリングを取り付けることで、上げ下げが行いやすくなり、ボタンに引っ掛けることもできます。
5. 片手で調理をする
片手でキッチン作業を全て行うのは大変なことです。麻痺側の動きが幾分出る方は、練習として両手で行うことは大切な事です。しかし、そうでない場合は、上記の写真のような、片手で調理をするまな板が販売されています。
療法士からのコメント
麻痺側の機能が幾分ある方は、手足をたくさん使うことは大切な事です。しかし、それは苦痛でない範囲が好ましいです。ここだけは自分の体で頑張る等その時々で目標を持って行い、長い目で生活を良くしていきましょう。
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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