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脳卒中には原因となり得る特定のライフスタイルの傾向があります.
ここでは,脳卒中の上位4つの原因に焦点を当ててリスクについての理解を深めてきたいと思います.
脳出血・脳梗塞,いずれの脳卒中のタイプにおいても血管に何らかの欠陥が生じることで発生します.そのため,自分自身の血管を健康に保つこと,またはそのための知識をもっておくことは重要と言えます.
脳卒中の原因①”高血圧”
血管壁に押し寄せる血液の力(≒血圧)が高い状態を指します.
高血圧の状態が持続すると血管壁が弱まり,血管が詰まったり,破裂を起こしやすくなり,そにれによって脳卒中を引き起こします.
高血圧症は,脳梗塞例の約50%に存在し,出血性脳梗塞のリスクを増加させるため,脳卒中の最も重要な危険因子であるとされています.
脳卒中の原因②”高コレステロール”
LDLコレステロール(悪玉菌)が高いと動脈壁に蓄積し,最終的には血管を詰まらせる可能性があるため,脳卒中のリスクが高くなります.
さらに,HDLコレステロール(善玉菌)が低いと血流からLDLを除去する能力が低下し,結果的にLDLが蓄積されることで脳卒中リスクが高まってしまいます.
この問題を解決するにはLDLを低下させ,HDLコレステロールを高めることが必要になります.
2つの簡単な方法が,”運動すること”と”食生活の管理”です.
脳卒中の原因③”肥満”
肥満と中心性肥満の違いをご存知ですか?
肥満の指標はBMIが25以上であることが含まれますが,中心性肥満の場合は内臓脂肪面積や腹囲などの指標が入ります.
体重の増加(≒特記して中心性肥満)はLDLコレステロールを増加させ,脳卒中リスクの要因となります.
そのため,体重を減らして健康的なBMI数値を維持することは脳卒中のリスクを減らすことに繋がります.
脳卒中の原因④”喫煙”
最も重要なのは喫煙に関してです. 私たちは皆,喫煙が健康に害をもつことを把握していますが,喫煙が脳卒中のリスクを増大させることを知っているでしょうか?
喫煙は血液を濃くし、動脈のプラーク(血管壁について血液の通りを悪くする)形成の量を増加させます.
プラーク形成が進行することを望ましくないので,良くない習慣を是正し,血管・血液の健康を保つことで脳卒中のリスクを減らすことができます.
脳卒中の上位4つの有害な要因を管理することができれば,血流をスムーズに保ち,健全な動脈が得られることに繋がります.
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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