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斜面歩行
平地歩行に慣れてきたら、不整地での歩行も取り入れましょう。重要な不整地歩行としてまず斜面歩行があります。患者様にとっては、傾斜を下る場面の方が昇る方より難易度が高いと思います。
これは足関節を用いて重力に従って落ちていく身体をブレーキによって支える必要性が強いため、足関節周囲筋の遠心性収縮を必要とするからです。3段階にわたって、克服する方法を紹介します。屋外の緩やかな斜面などを利用して行ってください。
【運動のポイント】
①麻痺側の下肢を踏み出し、45°外方に向け、荷重をゆっくりと慎重にかけていき、踏ん張る練習を行います。股関節をバランスの制御に用います。足を開くことは代償的な戦略の一つでもありますが、姿勢制御のバリエーションの一つとして身に着けておきたいパターンです。
②斜面上で麻痺側を前に出し踏ん張った状態で固定し、ジョギングをするように両手を胸の高さで細かく振ります。この際に重心が左右に揺れますが、下肢を用いて踏ん張ってください。「動きながらバランスを取る」ことが目的です。
③斜面が緩やかで危険がなければ、斜めに斜面を歩行したり、後ろ歩きで昇降を行います。難易度を高めに設定した課題を行うことで、実際の斜面歩行が簡単に感じることができるでしょう。
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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