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はじめに
・今回は、「食べ物」に関するアドバイスをさせて頂きます。
意識して唾液を処理する習慣を付けましょう
・よだれが問題になる時は、ガムを噛みましょう。それにより頻繁に飲み込むように思い出させる練習になります。
・唾液を定期的に飲み込もうとする事を意図的な習慣にしてください。 口の中に溜まった唾液を減らすために唇をしっかりと閉じ、唾液を喉の後ろの方に移動させ、飲み込んでください。 話しをする前に余分な唾液を飲み込みましょう。
味覚障害では質感を大切にしましょう
・味覚障害を生じる事があります。その際は、食物の質感がより重要になります。自身に合った質感の食べ物を食して下さい。
クリーミーに加工した物は嚥下がしやすい
・例えばホイップしたマッシュポテトの様に、均質で柔らかく滑らかにした(クリーミーにした)食べ物は嚥下がしやすくなります。
嚥下しにくい食べ物は避けましょう
・窒息の危険性が高い食べ物は避けましょう。ステーキは多くの方が挑戦したくなる食べ物です。代わりにひき肉を食べましょう。
・ピーナッツや豆類、煎餅など乾きものは、口の中でバラバラになり、喉に小さな破片が引っかかりやすく、気管に吸い込まれやすいです。
・パンは水分が少なく、パサつき飲み込みづらいです。牛乳などに浸すか、少量ずつ口に入れ唾液で湿らせながら塊にし飲み込んでください。
・タコやイカをはじめ噛みきりにくい又は硬い物も注意しましょう。一手間加えて食するようにしましょう。
嚥下しやすい食材
・ベビーフードは滑らかで嚥下が簡単です。
・片栗粉、増粘剤などでトロミをつける。自身にあったとろみ具合に調整しましょう。
・ゼラチンや寒天等を用いてゼリー状にする。同様のプリンやヨーグルトは食べやすいです。
・野菜や果物等の食材を生あるいは加熱し、電動ミキサーやフードプロセッサーなどですり潰した後、ピュレ用器具(裏ごし器)を通過させ、とろみのあるやや滑らかな半液体状にし、提供します。
同じ味でも自身に合った物を選択しましょう
・食べ物や飲み物には様々な種類があります。例えば酸味の強いオレンジジュースを飲まれた場合、酸味の強い物は誤嚥の危険性があり、より低酸度のオレンジジュースを試してみて下さい。
インターネットや本を活用しましょう
・クックパッドをはじめ嚥下食のレシピはインターネットや本で多く出ています。活用しましょう。
?生活アイデア一覧
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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