Facebook メルマガ登録にて定期的に最新情報を受け取れます。
はじめに
・今回は、『更衣動作:衣服の着脱』に関するポイントや補助具のアドバイスをさせて頂きます。
服の着脱のアドバイス
・服を着る際は、より弱い手足又は体の硬い側から着ていきます。 服を脱ぐ際は、より丈夫な方から衣服を脱いでください。
・服の着脱で上衣の場合、背幅とアームホールの大きさが着やすさや脱ぎやすさに影響することが多いので、服選びのポイントにしましょう。
・シャツやブラウスを脱ぐ時は、衣服のボタンを外し、肩(腕)から抜いていきます。 背中側に手を伸ばし、衣服を頭の方へ引き、頭を抜いていきます。
・鏡の前で服を着ましょう。 袖を見つけ、ボタンとボタンホールを合わせるのに役立ちます。
・混乱、困惑しやすい方には、常に慣れた同じタイプ(同じ組み合わせ)の服を準備してあげましょう。
留め具の交換:ベルクロ・マジックテープ
・服のボタンや留め具を交換し、ベルクロやマジックテープを縫い合わせましょう。 ボタンホールを縫い合わせ、その上にボタンを縫うことで見た目は変わらなくなります。
弾性糸でゆとりを
・弾性糸(ゴムのように伸縮性がある糸)でボタンを縫います。ボタンの穴が小さい場合は、ボタンを動かして、開口部を大きくしましょう。弾性糸は通常よりも伸び、ゆとりを与えてくれます。
ボタンエイドの使用
・ボタンエイドは小さなボタンを留めるのに便利です。
ドレッシングハンド・リーチャー
・ドレッシングハンド(リーチャー)は、服や物を引き寄せたり(床に落ちてしまった時なども)、靴下の上げ下げの操作をしたり、服とは関係なくカーテンの開け閉めに使ったりと様々な用途で使えます。
ループを使用し下衣の操作
・ズボンの内側にループを取り付けましょう。そうすることで、ループを持ってズボンの上げ下げを行いやすくなります。
サスペンダーの使用
・サスペンダーを使用してみましょう。ズボンを緩ませておき、サスペンダーを肩に掛けズボンが落ちないように支えます。サスペンダーを肩から外すとズボンが自然と下ります。サスペンダーでズボンを引き上げられます。
?生活アイデア一覧
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
————————————————————
〒113-0033 文京区本郷2-8-1 寿山堂ビル3階
ニューロリハビリ研究所 STROKE LAB
電話番号:03-6887-5263
メールアドレス:t.kaneko@stroke-lab.com
TwitterやYouTubeなどはアイコンをクリック↓↓↓