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質問39: 家族が高次脳機能障害を患った時に出来るサポートや注意点とは?
専門家からの回答
まずはどのような高次脳機能障害を有しているのか、専門家に聞き、理解する必要があります。その対処法の助言をもらったり共に考える必要があります。
次に、安全を確保するために各障害に応じた生活環境を再検討する必要があります。
食事は皆で食べると楽しいかもしれません。しかし、注意障害がある場合は、会話に気が散って食事に支障が生じる可能性があります。それは、外食やショッピングモールなどでは複数の会話が行われていたりする為により生じやすいかもしれません。
最初は空いている時に行くと良いです。
失語症により、思っていることを伝えようとするが上手く表出が出来ない場合、周りの人は本能的に言いたいことを代弁しようとしてしまいます。しかし、それはいつも助けになるとは限りません。過剰に助けてしまう事は、本人にとってストレスになるかもしれません。時には、しばらく時間をかけてでも自分の伝えたいことを伝えさせてあげることも大切です。
記憶の問題に関しては、非常にローテクな解決法があります。ベッドの横やキッチン、浴室の鏡など自宅内の必ず使用する場所に何を自分がしなければならないか思い出させる付箋を貼ることが有効です。スマホでアラームリマインダなどを使用する事も有効です。自分自身の予定に関しては、日記やメモ帳の活用も有効です。
家族は、このような戦略を支援し、なるべく本人が自立して生活できるように見守ります。
執筆監修|金子 唯史 STROKE LAB代表
・国家資格(作業療法士)取得
・順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務
・海外で3年に渡り徒手研修修了
・医学書院「脳卒中の動作分析」など多数執筆
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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