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脳卒中後のリハビリを取り組む上での心の持ち方
脳卒中からの回復は苛立ちを伴う可能性があり、モチベーションを維持することは大変です。モチベーションを維持する事に役立つ脳卒中回復のヒントをいくつか紹介します。
ポジティブに物事を捉える
脳卒中からの回復は時間が経過するほど苛立ちを伴い、否定的な感情に飲み込まれてしまうかもしれません。否定的な側面をみる代わりに、明るい側面を見る習慣を付けてみようとして下さい。肯定的な習慣を作るには、忍耐が必要です。しかし、トレーニングと同じで繰り返すことで習慣化していきます。脳卒中の回復には動機付けがとても大切です。小さな成功を喜びましょう。
イメージトレーニングをしよう
達成したいことを、より鮮明にイメージ出来ることはその目標を達成する可能性がより高くなることに繋がります。例えば、目標がスプーンを持つ能力を取り戻すことである場合、スプーンを使っている自分自身をイメージし、食事することを楽しんでみてください。御自身が関わる感覚が増すほど、イメージはより鮮明で強力になります。憧れている動きや活動を自分で思い描いてください。イメージは実際に行っていなくても脳を活性し目標に到達することをサポートしてくれます。1日5分からで始めてみて下さい。
不快感に立ち向かう
これは大変なことです。しかし、これが回復するための原点の気持ちとなります。不快感をしっかり受け入れることは、状況から逃げようとするのではなく、立ち向かうエネルギー源になります。ストレス、心配、不安などはエネルギーとなり、一見不可能な目標を達成することに繋がります。
思いやりは自分に返ってくる
助け合う心を持ちましょう。例えば、御自身を介護してくれる方のお話・悩みなどを聞いてあげましょう。それは、相手にとってとても大切な時間になるかもしれません。その行為は、相手を喜ばせ、それを見て自分も嬉しくなります。そして、喜んだ相手は、より介護に心を込めて行うことでしょう。それは回復を助ける事に繋がります。人に優しくすることは、自分にも返ってくるのです。
療法士からのコメント
この世は人と人の繋がりで出来ています。相手も人間です。優しくすれば優しさが返ってきます。頑張っていれば、それを見て応援してくれます。自分の行動は、周りの人の事も変えているものです。
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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