Facebook メルマガ登録にて定期的に最新情報を受け取れます。
脳卒中(脳梗塞)の予後について
脳卒中(脳梗塞)後の予後に関わる因子
①脳卒中の原因 :脳梗塞または脳出血であるかどうか
②脳卒中の種類
③脳のダメージがどの程度広範囲に及んでいるか
④どのような脳機能が脳卒中の影響を受けているか
⑤治療開始までにかかったとその有効性
脳卒中(脳梗塞)後の予後
1)大まかな予後についてのデータがあります
•1/3の方が完全に回復します。
•1/3の方がある程度恒久的な障害を残します。
•1/3の方が残念ながらお亡くなりになります。
2)脳卒中による死亡率について
•脳卒中を有する方のうち、最初の週に10%の方がお亡くなりになります。
•脳卒中を有する方のうち、最初の一か月で10%の方がお亡くなりになります。
•脳卒中を有する方のうち、さらに10%が初年度にお亡くなりになります。
•脳梗塞を有する方は、脳出血を有する方よりも生存率が良好というデータがあります。
•脳梗塞は発症後1ヶ月で15~45%の死亡率を有します。
•脳出血は、発症後1ヶ月で80%の死亡率を有します。
•くも膜下出血は、発症後1ヶ月で最大50%の死亡率を有します。
これらの数字は暗いと思われるかもしれませんが、脳卒中が深刻な状態であることを理解することが重要です。
また大事なことは、脳卒中で生き延びた方々の50%以上が何らかの障害を伴いながらも、日常生活に適応し、自立して生活ができるということです。他の半数の方は、自立して生活することができなくなり、1人以上の介護者からの援助が必要になります。