Facebook メルマガ登録にて定期的に最新情報を受け取れます。
質問100:脳卒中者・御家族へ 質問の最後にお伝えしたいこと
専門家からの回答
●回復の道が険しくても、回復への希望は途絶えません。希望・目標を持って回復に向けて能動的になりましょう。脳卒中回復の分野は日々発展しています。日々の練習は回復を促進させるように働いています。それを過小評価せず、地道に積み上げていると思って前向きに取り組むことが大切だと思います。新しいことにも果敢に挑戦し、理想の自身の姿へ向けて頑張りましょう。
●脳は機能を回復するために再編成し適応する能力を持っています。しかし、それは受動的なプロセスではありません。楽器を習うのと同じように、毎日の努力が必要です。
●出来る事も人に頼り、寝たり座ったりの不活発な生活は可能な限り避けましょう。日常生活の中で自身の能力を最大限に発揮する事が大切だと思われます。また、外のコミュニティなどに参加するだけでも、とても良い運動になります。自身の事に責任を持ち、生活を管理していきましょう。
●脳卒中による障害と共に暮らす新しい生活の中では、自身が背負うもの・人に頼るものとバランスを見つけることが重要だと思います。自分で全部の負担を負う必要はないです。もし、負担を感じながら生活をされているならば、心身にとって有害である可能性も高いので、専門家と相談し、良い対処法を見つけることは重要だと思います。
●リハビリの標的は脳であり、脳を変えることです。脳を変えることで、手の動きや歩行、発話などの回復が伴って起こると思われます。何百、何千の試みを通じて脳を変えていきます。そのように苦手な部分を使用していく事が、脳が学ぶ方法となり、それは脳を再配線していきます。
楽しい時を過すことを忘れずに、そして可能な限り人生を楽しむことを奨励したいと思います。
執筆監修|金子 唯史 STROKE LAB代表
・国家資格(作業療法士)取得
・順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務
・海外で3年に渡り徒手研修修了
・医学書院「脳卒中の動作分析」など多数執筆
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
————————————————————
〒113-0033 文京区本郷2-8-1 寿山堂ビル3階
ニューロリハビリ研究所 STROKE LAB
電話番号:03-6887-5263
メールアドレス:t.kaneko@stroke-lab.com
TwitterやYouTubeなどはアイコンをクリック↓↓↓