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質問90:脳卒中後の友人関係の保ち方とは?
専門家からの回答
脳卒中発症後、本人は自分自身の体にも慣れていない状態であり、人からどう見られるかを気にしてしまい、身体がよくなるまで人と会うことを避けてしまうかもしれません。それに対して友人は、障害に対しどう接すれば良いか、どう対話すれば良いか悩んでしまうかもしれません。それらが、友人関係を疎遠にしてしまう可能性があります。
残念ながら、本人のリハビリテーションは積極的に行われるものの、この分野に対しての友人などへの訓練というものはほとんどないと思われます。
ご友人は誤った先入観から、面白可笑しいことは言わない方がいいかな?などと考えてしまうかもしれません。そのため会話の全体が真面目になる可能性があります。それはせっかく会えたのに、決して楽しいことではありません。ユーモアは必要とされており、今までの通り愛されることが大切と思います。
障害の影響で友人を困らせてしまい、場合によっては距離をとられてしまう事もあるかもしれませんが、そうしたら自分から手を差し伸べ始める必要があります。
家やいつも会っている場所など、誰もが快適に過ごせる場所で会いましょう。家から出るには、未だ危険な場合はそれを伝えて、家で会ったり、出掛けるのを手伝ってもらいましょう。最も重要なことは、友人に脳卒中に関して質問することを許し、どんな所を助けてほしいかなど友人は知らないので自分からも伝えることだと思います。
執筆監修|金子 唯史 STROKE LAB代表
・国家資格(作業療法士)取得
・順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務
・海外で3年に渡り徒手研修修了
・医学書院「脳卒中の動作分析」など多数執筆
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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