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質問59:病院での脳卒中リハが終了した後に何ができるでしょうか?
専門家からの回答
脳卒中後の身体・生活に自身が満足されるまで、人生は常にリハビリになります。
退院した時に、回復が終わったという訳ではありません。それは単に回復を続けていくための新しい方法を見つける時が来たことを意味します。
では、退院後に何ができるでしょうか?
まずは、生活すること自体がリハビリとなります。
簡単な例であれば、言語の問題を抱えている場合、能動的に外出し人と話そうとされるのであればそれは言語の神経回路を促通する素晴らしい方法です。
上肢の機能障害を患っている場合、積極的に麻痺側を生活に参加させることは麻痺側上肢を活性するとても大事な手法です。
足腰の力や体力低下があるのであれば、安全に留意し外を出歩いたり、階段を昇ったり、買い物や旅行に行ったりと動こうとされることは筋力・体力・自信を改善させます。
これらの共通点は、じっと座ったり・寝たりしているのでなく、生活や社会に自ら積極的に参加しようとするという所です。その点を、退院前から検討しておくと良いでしょう。
「退院後の回復のアドバイス」
● 介護保険の利用:介護保険を利用することで、通所や訪問でのリハビリを継続することが出来ます。
● 自費診療の治療院の利用:保険の利用は出来ませんが、脳卒中分野の専門家が治療をしてくれます。
● 脳卒中の研究へ参加する。
● 地域の脳卒中グループへの参加:地域に脳卒中グループがある場合、セラピストや訓練を受けたボランティアが率いるクラスがある場合があります。
● テクノロジーの利用:自宅でできるアプリ・ビデオ又はゲームがあるかもしれません。
● オンラインの脳卒中グループに参加する。
● 新しい趣味を探す:一人で始めるのが難しい場合、趣味のグループに参加すると、同じ境遇の脳卒中者に方法を教わる事も出来るでしょう。
● 普段の生活で麻痺側を積極的に参加させる。
退院後の新しい回復の道を見つけ、より満足する体を取り戻しましょう。
執筆監修|金子 唯史 STROKE LAB代表
・国家資格(作業療法士)取得
・順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務
・海外で3年に渡り徒手研修修了
・医学書院「脳卒中の動作分析」など多数執筆
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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