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質問38:目に見えない脳卒中後遺症を持ちつつ相手と上手く関わるコツとは?
専門家からの回答
認知・感覚・言語の障害は御家族や良く交流されている友人は分かっているとしても、運動障害がない又は軽ければ周囲の方がいつも気付いてくれるとは限りません。そして、周囲の方は交流の仕方を知らない為にしばしば問題となります。
脳卒中者は御自身の障害の事・そしてその対処法を知り、他の方とコミュニケーションを取る時に快適にコミュニケーションを取れると感じさせるように行動する責任を負うことは重要です。
周囲が騒がしく、集中して相手の会話を聞き取れない時は、「周りが少し騒がしいので話を理解するのに苦労しています。別のもう少し静かな場所に行ってもいいですか?」などと伝えます。
他にも「物事を覚えるのに苦労するので、何度か繰り返し聞いても良いですか?」「メモを取りながら聞きますので、ゆっくり話して下さい」など相手とのコミュニケーションを快適にするための声掛けをします。
言語障害で、相手に上手く伝えられない場合は、家族に代わりにコミュニケーションの取り方を伝えてもらう、障害がある事を示すカードなどを作成して相手に見せる事も良いと思われます。個々の障害に応じて、解決法を知ることがまずは大切です。その戦略を相手に伝えましょう。
全てを伝える必要は決してありません。しかし、コミュニケーションに問題が生じない程度の事は生活していく上で相手に伝える事が円滑に事が運ぶために重要です。
執筆監修|金子 唯史 STROKE LAB代表
・国家資格(作業療法士)取得
・順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務
・海外で3年に渡り徒手研修修了
・医学書院「脳卒中の動作分析」など多数執筆
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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