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質問13:脳卒中発症後、どのような時期を経ていきますか?
専門家からの回答
まずは超急性期です。脳卒中と組織の損傷が刻々と進んでいることを意味しており、医師によって治療の選択を迅速に決定して頂き、治療を早急に開始する必要がある時期です。患者・家族は、症状に気付いたらすぐに救急車を呼ぶべきです。
次に、急性期は脳卒中発症後の数日~1か月程度の時期の事です。病院の脳卒中ケアユニットで管理をされていますが、損傷した血管に対する有効な治療は存在しない状態です。医師の指示に基づき、早期からリハビリテーションがリスク管理の下行われて行きます。患者の状態の安定と次の回復段階への準備期間です。
次の段階は、亜急性期または回復期です。約3~6ヶ月続きます。この時期はどの施設にいるか等に関わらず徐々に回復する段階です。それは自発的な回復でもあります。
その後、3〜6ヶ月の後、脳卒中回復の生活期(慢性期)に入ります。生活期でも回復は可能です。しかし、自然に歩行・発声・上肢の回復をする回復期と比べて、それはより地道で具体的な課題を決め取り組んでいく必要があり、より多くの労力を要します。歩行が苦手だから歩行に焦点を当てて努力する、または手が上手く使えないので日常で手を少しでも使えるように練習するなど動機に基づいてリハビリを行うでしょう。
回復には時間がかかりますが、地道な積み重ねで昨日よりは今日と進歩を重ねる事は出来ます。
執筆監修|金子 唯史 STROKE LAB代表
・国家資格(作業療法士)取得
・順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務
・海外で3年に渡り徒手研修修了
・医学書院「脳卒中の動作分析」など多数執筆
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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