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体のひねりを使った体幹・バランストレーニング
今回は、「体のひねり」の練習です。身体のバランス機能・安定性を高める事を目的としています。この練習は、ウォームアップとして効果的です。しかし正しく行わないと効果は損なわれます。
練習は、体幹を中心に全身を連動させた運動です。例えば、ゴルフでのスイングやボクサーのパンチは腕の威力を増すために体をひねります。 また、体幹を動かしますが結果的に接地している足も動いています。そのように、全身が連なって動いているのを感じながら行ってみましょう。
足をしっかり接地させ、上半身は上手くバランスを取る必要があります。足がより柔軟に動かせるようになってくると、それに伴って体幹の動きもより大きく動かせるようになってきます。
【運動のポイント】
< 軽く膝を曲げた姿勢 >
① 肩幅に足を開いて立ちます。膝を軽く曲げましょう。腰の高さで手の平を下向きに前側にセットします。
* 麻痺側の手が硬く上記の手の位置を取れないようでしたら、非麻痺側の手で麻痺側の手を握ってあげましょう。(麻痺側の指と指の間に非麻痺側の指を絡めます。)
② 次に上半身を半円を描くように捻っていきます。手の平の動きに合わせ、徐々に腰の動く範囲が広がるようにします。目の前にテーブルがあり、台拭きを行うようなイメージです。
③ 体を捻っていく際に、同側に体重を移動させるようにします。
④ 慣れてきたら、後方に視線を送るように、体の捻る範囲を広げていきます。
⑤ ④が行えたら、後方を見る際に反対足の踵を持ち上げ、つま先で支えてみましょう。
* 無理して行う必要はありません。安全に出来る範囲で行って下さい。積み重ねが大切です。
* めまいがある際は、中止しましょう。
< 膝を伸ばした姿勢 >
・ 膝を伸ばした状態で行います。
・ 基本的には軽く膝を曲げた状態と同様に行います。
・ 手の位置、向きは同じですが、体を捻る際に手の平を上を向け、上方(頭方)へ手を動かします。戻す時には、腰の高さで手の平を下に戻します。
< 中腰の姿勢 >
・ 膝を曲げた状態で行います。
・ 練習の流れは、基本的に軽く膝を曲げた状態と同様です。
・ 手の平は下向きのまま行いますが、腰の位置から、体を捻りと合わせて膝の高さ(下方)へ手を動かします。
・ 膝を曲げた状態では腰よりも股関節が良く動きます。つま先を上げる必要はありません。
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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