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棒を利用した手のエクササイズ(1)
箒の棒の部分を切るか、ホームセンターで木の棒を一本購入してみましょう。棒は、非常に簡単で機能的なトレーニングをするために有用です。
例えば、棒を置き、麻痺側の手で単純に拾うというだけでも良い練習となります。床、膝の高さ、頭上など様々な高さの調整をします。棒または自分の棒に対する向きを変えます。
棒にストラップを付け棒が床に落ちないようにすることで、麻痺側の手で棒を上下左右様々な方向に刀の様にコントロールして振る練習が行えます。
そのように、アイデア次第で様々な有用な練習が行えます。今回の練習は棒を用いた練習を始めるのに適した練習です。
【運動のポイント】
① まずは麻痺側の手の状態を確認します(目で見て、触れて、動かしてなど)。これからつかむ棒を見て、麻痺側の手でつかむイメージをしてみましょう。一旦、良い手で見本として行っても構いません。
② イメージしたら、手を伸ばし、麻痺側の手で棒の端を持ちます。適切に指を配置し、力の入りやすい状態とします。
③ 棒の端を持ち上げていきます。反対の端は床またはテーブルに接していて構いません。棒が全部持ち上がるようでしたら持ち上げます。
* 持ち上げる時に棒の重み、親指や指の働きを感じましょう。棒にはてこの原理が働いており、端を持つ方が軽く行えます。
* 必要に応じて、最小限の良い手の助けを借りても構いません。指がどこを持つと力が入れやすいのかなど適切な位置に整えてあげる程度の助けが理想的です。
④ 棒をゆっくり下ろし、指を開き棒を離します。10回ほど繰り返してみましょう。
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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