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2017.08.10 脳卒中

壁当てキャッチで手の機能訓練:脳卒中 リハビリ

 

 

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ボールを使って手の機能練習(5)

 

 

今回は、簡単に言うと麻痺側の手でボールを転がし壁に当てる練習です。この練習は、軽めのメディシンボールやサッカーボールなどが適しています。

 

練習では

1)手指~手首のストレッチによる柔軟性の向上 2)手内の感覚機能の向上 3)麻痺側の手指~手首または上肢全体をコントロールする能力を向上させる効果が期待されます。

 

 

【運動のポイント】

①床で壁に面して膝をついて座った状態となります。1~1.5m程壁から離れます。徐々に能力に応じて距離は調整して下さい。

 

②膝をついた姿勢で足腰を安定させながら、ボールの丸い表面上に麻痺側の手を開いて下ろし、ボールの表面上に適切に指を配置します。

 

理想的には、良い手の補助なしに行います。しかし、できない場合は、一つ前のボール運動で示した方法を使用します。

 

③麻痺側の手でボールを自身の方へ(後方へ)引きます。この際に指を曲げる筋肉がよりストレッチされます。指ができるだけゆっくりと動くように行いましょう。

 

④しっかりボールを引いた後、十分な力で前方に転がすと壁に当たって跳ね返ってきます。

 

⑤跳ね返ってきたボールを回収し、再度良い手でボールを適切な位置にリセットします。そして上記を再度繰り返します。

 

ボールが真っすぐ戻らず回収するのが大変な場合は、パートナーもしくは柄の長い物を用意しておいても良いでしょう。

 

 

 

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