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自宅で出来る脳卒中者の上肢トレーニング
練習に入る前に、リハビリに大切な要素について先にお伝えします。
①「反復」それが脳の再学習をサポートする最も大切な要素です。これは脳の可塑性を促します。
②「練習の豊富さ」練習内容にバリエーション豊富な内容が含まれているかを確認してください。日によって、練習の順序を組み替える事で、脳が慣れて、集中力が欠けるのを防ぎます。
③「一貫性」練習内容にはバリエーションに加えて、一貫性が必要です。
④「休息」練習の間に休憩させるようにしてください。休息を取ることで、練習の刺激をより吸収することが出来ます。
身の回りの物を使った上肢エクササイズ
Ex1. 用意するもの:タオルや台拭き
テーブルをタオルや台拭きで、前後からはじめ左右にも拭いていきます。応用練習では、窓を拭くことでより上方や下方の動きも練習できます。
Ex.2 用意するもの:ペットボトル
麻痺側の手でペットボトルを持ち、非麻痺側で蓋を回して取ります。ペットボトルが傾かないように安定させて下さい。始めは、下に滑り止めを敷いても構いません。これを5セット試してみて下さい。難しいようであれば、ペットボトルをつかむ又はペットボトルを1分持つ練習から始めましょう。
Ex3.用意するもの:お手玉
お手玉は、形が自在に変形するため、他のものより持ちやすいです。お手玉を手で持って色々な所に置いてみましょう。
①下に落とす(握って力の入った手を緩める・手を開く練習です。)
②テーブルの前に受け皿を置き、そこにお手玉を入れる。
③テーブルの上に台を置き、台の上に受け皿を置いて、上方にお手玉を置く練習です。(これは下方と違い、肩や上肢全体の動きを要します。)
療法士からのコメント
手・上肢トレーニングは同じ道具でも、種類・難易度はいくらでも工夫できます。少しずつ難易度を高めながら練習してみて下さい。
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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