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下垂足に対する5つの運動
脳卒中の後にはつま先が下を向いて動かしづらくなることがあります。
この状態を下垂足と言います。
この記事では下垂足を改善する5つのエクササイズを紹介します。
その前に自動運動、他動運動について簡単にご説明しましょう。
他動運動・自動運動
他動運動は麻痺した足を動かすときに自分自身の手で動きを助けることを言います。
逆に手助けせず、麻痺した足だけで動かす場合は自動運動となります。
5つの運動
①足首の外転・内転(他動運動)
麻痺した足を組み、手をつかって写真のように足首を動かします。
他動運動に慣れたら自動運動(手を使わずに)動かしてみましょう。
10回繰り返します。
②足首の背屈(他動運動)
①と同じように麻痺した足が上になるように組み、つま先を写真のように動かします。
最初は手を使って、慣れたら足だけでやってみましょう。
10回繰り返します。
③足首の背屈No.2(他動運動)
今度は手ではなく麻痺していない足で、麻痺した足を助けてみましょう。
麻痺した足はつま先を上げます。
②とは違い重力がかかるため、少し難しくなります。
こちらも慣れたら自動運動で行ってみましょう。
④踵上げ(自動運動)
こんどは踵上げる運動です。
これは自動運動だけとなります。
こちらも10回行ってみましょう。
⑤つま先の回外
写真のように足の外側を床から離します。
こちらも10回やってみましょう。
療法士からのコメント
つま先の運動はつまずきを防止するためにもとても重要です。自動運動、他動運動も足の状態に合わせて使い分けられるようになるといいと思います。