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脳卒中後の運動学習の必須要素「フィードバック」とは?
今回は、病院でのリハビリを終え、在宅で自主トレを行う方に向けてお伝えします。練習は、行っている動きが正解か間違っているか「フィードバック」が大切です。このフィードバックは、脳卒中後の運動の再学習に必要です。
フィードバックとは何ですか?
「フィードバック」は、行っている事が正しいか間違っているのかを知らせるシグナルを示しています。
例えば、電気のスイッチをオンにすると、電気が点灯しているのを見て、脳が「電気を付けるという行為」が成功したことを知ることができます。それがフィードバックのシグナルです。脳が体を制御する方法を再学習するためには、脳卒中リハビリテーションの際に成功と失敗の信号が必要です。より明白なフィードバックが良いです。
1つのお皿からもう1つのお皿に豆を移動するような単純なリハビリは、お皿の中に豆を置くのを見ることが出来、成功のシグナルが非常に明確な練習です 。しかし、単に目標を置かずに手を前後に動かすだけでは、明確な成功-失敗の信号が得られず、脳の回復に役立たちづらいです。明確な視覚的・感覚的フィードバック信号が含まれるように練習を組み立てる必要があります。さらに、楽しんでモチベーション高く練習が行えればよりその効果を促進させます。
脳卒中後の運動回復を最大限にするには、「反復」と「フィードバック」という2つの要素が必要です。運動を反復すればする程、より速く新しい経路が脳に定着します。そして、より正しい動きを身に付けるために練習中に視覚的または口頭によるフィードバックが必要です。
療法士からのコメント
運動は闇雲に行っても効果は出づらいです。自分に合った質の良いトレーニングは専門家と相談しながら行うのが最良と思われます。どのような練習が良いか、相談したい場合は、お気軽にお問い合わせください。
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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