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ちょっと待って!アプリを用いたリハビリテーションの危険性
オンライン上の豊富な情報は、多くの人の助となるかもしれません。しかし、規制のない業界では、細工された情報と無知な情報が豊富にあります。それが、混乱の種となり得ます。場合によっては重大な健康リスクを伴う場合もあります。
ダイエットトラッカー・カロリーカウンター・エクササイズエイド・ボディービルのコーチとして機能するアプリケーションが現存しています。
これらのアプリは御自身にとって本当に健康的でしょうか?
最も人気のあるアプリの中には、疑う余地なく効果的なもの、潜在的に有害であることが証明されているものもあります。例えば、最も人気のあるアプリの1つは、「毎日行う12のエクササイズ」に基づいて体重を減らし筋肉を強化する効果的なルーチンを提供すると主張しています。
このアプリは、短時間で高強度運動に耐えうる若年者などには十分適していると言えます。しかし、これは高齢者・心臓病や高血圧の人々または以前怪我をした人などが使用することを想定していません。体にとって過負荷になったり、怪我のリスクを高める可能性があります。バーチャルトレーナーは基本的には十分に開発されていないソフトウェアです。
脳卒中では、血管の負担を考慮して運動負荷量を決める必要があります。高負荷の運動は、脳血管への拍動ストレスを高めます。低強度・高頻度で総負荷量を高めた方が良い場合もあります。これらのアプリの多くは、専門家の助言や助けを借りてこそ新しいフィットネスこそとして成り立つと思われます。
療法士からのコメント
自分自身で探し気に入った運動は、モチベーションの側面ではとても良いと思います。しかし、それをより自身に合った運動にするには、療法士に相談した方が良いと思います。運動負荷量だけでなく、どこを意識して同じ運動をすべきか等個々で違うと思います。脳卒中では特に、そのようなオーダーメイドの運動が相応しいです。
refereces
Government should strengthen regulation in the weight loss industry.☜pubmed Begley CE :J Am Diet Assoc. 1991 Oct;91(10):1255-7.
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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