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笑いによる脳機能改善の可能性について
「笑い」これは人にとって最高の薬です。
ユーモアや喜びは健康と癒しの効果をもたらします。また、研究では笑いが脳にとってもメリットをもたらしているという証拠を提供しています。
研究者らは健康高齢者の2つのグループを評価しました。グループの半分は面白い映像を20分間視聴し、残りの半分は静かに座っていました。両グループは、短期記憶・学習能力・ 遅延想起・視覚認識を評価しました。参加者は試験期間中に、唾液サンプルを提供し、体内のコルチゾール濃度を測定しました。
面白い映像を見ていたグループは、学習能力と遅延想起でスコアがより高かったようです。このグループは、対照群よりも有意に低いレベルのコルチゾール(記憶を減少させるストレスホルモン)を有していたようです。
高齢者は記憶することや学習が難しいですが、これらを改善すると高齢者の生活の質が向上します。この研究のように、これらの加齢に伴う認知能力を改善する補完的な療法として「笑う」ということは適切に見えるかもしれません。
近年は、がん、糖尿病、高血圧、高コレステロール、うつ病、不安など多くの症状を抱えた患者のための公式の笑いヨガなどの笑う治療プログラムが近年登場しています。
「笑い」はストレスを低下させ、血圧を低下させ、気分を高めます。笑いはまた、エンドルフィンを放出し、喜びと報酬の感覚を提供します。ユーモアと笑いはまた、免疫機能の改善と関連しているとも言われます。
今日まで、笑いとユーモアに関するほとんどの研究は高齢者で行われてきました。研究は小さく、データの質に疑問がありました。しかし、より若いグループを含む研究では、その効果は同じであり、ストレス減少および生活の質の改善につながるようです。
療法士からのコメント
「笑う」ことは脳卒中・動脈硬化を予防する可能性があることが示されています。笑わない人とほぼ毎日笑う人を比べると、笑わない人が脳卒中を有する割合が1.5倍以上も高かったようです。笑って損する事はありません。笑いは人の薬です。
refereces
The effect of humor on short-term memory in older adults: a new component for whole-person wellness.☜pubmed Bains GS et al.Adv Mind Body Med. 2014 Spring;28(2):16-24.
国家資格(作業療法士取得)
順天堂大学医学部附属順天堂医院10年勤務後,
御茶ノ水でリハビリ施設設立 7年目
YouTube2チャンネル登録計40000人越え
アマゾン理学療法1位単著「脳卒中の動作分析」他
「近代ボバース概念」「エビデンスに基づく脳卒中後の上肢と手のリハビリテーション」など3冊翻訳.
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